『School Days(スクールデイズ)』とは2005年にオーバーフローから発売された美少女ゲームを原作としたアニメで2007年7月〜9月に各地方局で放送された。全12話)。全話を収録したDVDBOXも発売されており、再放送やネット配信も割と頻繁に行われている。
伊藤誠(いとうまこと/男)、桂言葉(かつらことのは/女)、西園寺世界(さいおんじせかい/女)の三角関係を描いた恋愛劇。修羅場・グロテスクシーンが多く、当時から陰惨なバッドエンドが問題視さらており、放送から10年以上経過した今でもネットやSNSを中心に話題に上ることも多い。
ちなみにこのアニメの指揮をとったプロデューサーも伊藤誠という人物であり、これは全くの偶然であるという。
とことん不純な主人公・伊藤誠を中心に展開する波乱な恋模様!
おおまかな あらすじとしては普通の男子高校生伊藤誠は通学の電車で言葉を発見し、ひそかな恋心を抱く。それに気付いたクラスメートの世界が二人の仲を取り持ち、誠と言葉は付き合うことに。
しかし、2人の関係はすれ違いの連続で、誠は次第に言葉との交際を疎むようになる。一方で、たびたび助言を授けてくれる世界に欲情するようになる。そして世界もまた、徐々に秘めていた誠への想いを抑えられなくなり、遂には彼と肉体関係を結んでしまう。
その後、更に誠は自制心を失い、都合が悪くなる度に交際相手の女性を突き放しては次々と他の女子にも見境なく手を出していく。
誠はほぼ全員のヒロインを妊娠させ(一部例外もある)、前に付き合っていたヒロインを平気で切り捨てる最悪の男である。
突如 お蔵入りにもなった血と憎悪にまみれた最終エピソードとは・・?
上述の様なドロドロした展開を繰り返しながら最終回を迎えることとなったスクールデイズだが、2007年9月18日深夜、TVK(テレビ神奈川)で放送されるはずだった最終回の放送が予告なしに休止になり、「都合により、番組を変更してお送りしています」とのテロップとともに城やボートを映した海外の紀行番組が代わりに流された。
その放送予定だった最終回の内容を簡潔に説明すると、誠は世界から妊娠したと大声で打ち明けられ、校内で居場所を失って孤立する。世界は誠が戻ってくることに期待するが、逆に彼は言葉とヨリを戻していく。更には堕胎を提案されたことに逆上し、世界は誠を刺殺してしまう。その後、誠の遺体を発見した言葉は大いに怒り狂い、死んだはずの誠を装って世界を呼び出して殺害し、切断した彼の頭部を抱えながらヨットで海の彼方へ消えていくという後味の悪い幕切れ。
実はこの最終回放送前日に京都府で16歳(当時)の少女による殺人事件が起こったため、同様に殺人シーンのある最終回の放送が延期・中止するという事態となったのだ。
地上波の1週間遅れで放送中だったAT-Xでは、朝帯や昼帯の放送分は第11話の再放送へ差し替えられたうえ、夜間帯のみの放送となった。また、同日には秋葉原UDXでオーバーフロー主催の最終回の試写会も行われた。
例の誠が刺殺されるシーンでは拍手喝采と笑いが観客席から起きたという。
以上、『school days』に纏わる一連のエピソードをご紹介させて頂きました。
この作品が気になった方は是非とも自己責任でご視聴下さい。
【出典】
『school days 最終回レビュー』
http://purity-standard.com/blog/review/schooldays.html
『ねとらぼ』:2017年6月7日
『らばQ』:2007年9月19日
(written by 佐藤)
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