中国・西安。かつて長安と呼ばれ、2000年もの間、13の王朝が都をこの地においた中国きっての古都で知られます。シルクロードの起点でもあります。今も陝西省の省都であり、街のいたるところに見どころが満載です。
西安中心部のシンボルと言えば「西安城壁」です。中心部をぐるりと囲む城壁は、唐の長安城を基盤に、1370年から1378年の明の時代にレンガを積み上げて作られ、途中で修復を重ねて今日に至る貴重な遺産です。敵が外から攻めてきた時、門をすべて閉じて防衛するために作られた城壁は、今もとても立派。
門には大きく4つ、北門、東門、南門、西門があります。西門は、かつてシルクロードに向かう旅人が通った門です。そして、今は南門が、観光客に最も有名。
南門から城壁に上ると市内を一望できます。石の階段でせっせと上った先に見える光景はなかなか見事です。
城壁の上は徒歩で歩くことができるほか、レンタサイクルも可能。南門から上ったちょっと先に、レンタサイクルの貸出ポイントがあります。城壁は一周することができ、一周14km近くあるので、もし一周するならレンタサイクルがおすすめ。2時間単位なので、けっこう早いペースで走らないといけません。電動カートでも一周できます。
城壁にはショップもあり、お土産の調達もできます。特に、昔の兵士たちを現代アート風にデザインした文具などはかわいくてイチオシ。カフェなどの休憩スポットも充実しています。夜のライトアップも美しい場所です。
(Written by AS)