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中国・西安。かつて長安と呼ばれ、2000年もの間、13の王朝が都をこの地においた中国きっての古都で知られます。シルクロードの起点でもあります。今も陝西省の省都であり、街のいたるところに見どころが満載です。

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西安は、日本とも長年ゆかりの深い場所です。特に、空海が学んだ仏教寺院である「青龍寺」には、空海記念碑、恵果空海記念堂などが今もあります。特に、青龍寺境内には日本から送られた桜の木1000株が植えられていることでも有名です。

その青龍寺で毎年春、桜まつりが開催されるので、行ってみました。

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まず、最寄りの地下鉄「青龍寺」駅から大混雑。改札を出るのも一苦労なほど、人・人・人です。やっと外に出たと思ったら、車とバス、ミニバイク、そして花見客に商売人でごった返していました。

寺まで行く道はまさに参道ながら、もう大混雑。正月の初詣以上のギュウギュウ詰めでした。やっとのことで山門にたどり着いたら、境内に入るためのチケットを入手するために、また行列。桜まつりは無料、しかし入場券が必須なので、中国の住民カードがないので日本のパスポートを提示したらチケットをくれました。

境内だけでなく、外にも桜の木がたくさん植えられていました。ほとんど八重桜ながら満開だったので、とてもきれい。しかし、人が多すぎました。どこもかしこも人だらけ。ただ、日本のように桜の木の下で宴会という光景は一切なく、皆、自撮りをしたり、休憩したり。広場では子供たちが「凧あげ」もしていました。

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そして、境内。これがまた長蛇の列で、並ぶと2時間、3時間は余裕で並ばないといけないほど多く、今回は諦めました。入り口から境内がチラッと見えたところ、桜よりも人の頭のほうが多いように思いました。

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帰りの参道も大混雑ながら、よく見ると日本の露店とは売っているものが異なり、なかなかおもしろかったです。地下鉄の駅はさらに大変で、ホームにたどり着くまで30分以上。中国人も桜が好き、日本までわざわざ見に来るのがよくわかった気がしました。