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ネスレ日本と東京都公衆浴場業生活衛生同業組合は、入浴者数の減少等により銭湯の数も減っている状況で銭湯の新しい魅力を発信する取り組みを行いたいと考え、都内に8箇所の「銭湯×コーヒー ランニングステーション」を設け、銭湯をスタートとゴールにした、元オリンピック代表の大島めぐみさん監修のランニングコースを提案。
これに先駆け5月21日、銭湯ランニングステーションの一つ、台東区・堤柳泉にて報道陣向け発表会が開催された。
 
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人生100年時代に突入しているものの、“健康寿命”が伸び悩んでいると言われる昨今。健康を維持するために、食生活を見直したり運動したりする人は増加しているという。
街中を走るランナーが増え続けているものの、ランニングステーションが足りていないという問題が指摘されている。一方でライフスタイルや自家風呂の普及に伴い、銭湯利用者数の減少も顕著に見られていた。
ネスレ日本はこの2つの問題に着目。銭湯とコーヒーでランナーの体とケアをサポートする「銭湯×コーヒー ランニングステーション」を提案し、課題解決を目指す。
「銭湯×コーヒー ランニングステーション」では、ランナーの着替えや、ロッカーで荷物を預かる。ランニング前後にそれぞれ 1 杯ずつコーヒーを提供し、ランニング後には入浴してしっかりと身体を癒やすことができる。

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ネスレ日本 ウエルネスコミュニケーション室 室長 福島洋一氏の説明によると、コーヒーに含まれるカフェインは基礎代謝を上げ、脂肪燃焼を促進する作用があるとのこと。
特に運動との併用効果が注目されており、適度なカフェイン摂取は持久運動パフォーマンスの向上や疲労感の軽減に役立つという。
またコーヒーに含まれるポリフェノールは活性酸素と戦う力が強い成分であり、糖尿病などの生活習慣病リスクの低減だけでなく、紫外線によるシミの抑制との関連が注目されているため、お肌が気になるランナーも安心だという。 
さらにコーヒーは水と同等の水分補給効果が得られるため、ランニングには大変相性のよい飲料として注目されているとのことだ。

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ランニングコースを作成したのは、シドニー・アテネオリンピック長距離元日本代表の大島めぐみさん。自ら実際に銭湯周辺の街を走り、銭湯をスタート・ゴールしたランニングコースを提案した。
今回提案したランニングコースは、交通量が少なく走りやすいのが特徴とのこと。さらに川を渡るなど、景色の移り変わりを感じられるので楽しみながら走ることができるという。
「今回のコースでは、春には桜が咲き、夏には新緑が楽しめます。四季折々の自然美を味わえるのも魅力です」と大島氏は語った。

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大島さんによるランニング前後にオススメのストレッチも紹介。運動の効率向上を図るためにはランニング前の肩甲骨と股関節のストレッチが大切とのこと。さらにランニング後にマッサージ機器で筋肉をほぐすことで疲労回復がより期待できると指摘した。
尚、銭湯ランニングステーションでは多くのアスリートも愛用する「ドクターエア 3Dマッサージロール」が利用可能だ。

ランニングコースは初級・中級・上級と、距離に応じて設定。心地よい気候が続く季節。ぜひランニングとコーヒーを通じて健康ライフを目指してみてはいかがだろうか?