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写真提供:日本マスターズ陸上競技連合

梅雨空のもと、日本の陸上大会の頂点、 第103回 日本陸上競技選手権大会が福岡県博多市・博多の森で開催中だ。日本中がトップアスリートの記録更新に期待を寄せる中、今年からマスターズ種目が導入され、成績上位のマスターズ陸上の選手、男女76名が出場する。

マスターズ種目の出場選手は、昨年度、マスターズ陸上の全国大会においてクラス別で1位、2位の成績を修めた40歳69歳までの男女が選出されている。

今回はオープン競技で100mと1500mの2種目を、男女別で40歳から54歳まで(M40、
M45、M50 )(W40、W45、W50)、55歳から69歳まで(M55、M60、M65)(W55、W60、
W65)の各2チームが競われる。

日本マスターズ陸上競技連合では、出場選手に事前アンケートを回収した。それをもとに日本マスターズ陸上内田国際部長がピックアップした選手のプロフィールを紹介する。


1500m、W50クラス出場の今泉愛子さん

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写真提供:日本マスターズ陸上競技連合

40年ぶりの日本選手権大会―。1979年、今泉さんが中学2年(14歳)の時に、第63回日本選手権800mに出場して3位に入賞した。あれから40年。53歳になった今、再び日本陸上競技選手権大会の舞台に挑戦する。30年のブランクから日本マスターズ陸上に参加し、第39回全日本マスターズ陸上競技選手権大会(開催地:鳥取)では1500m優勝するも、世界マスターズ室内陸上大会2019(開催地:ポーランド・トルン)では800m9位、1500m8位の結果に、世界の壁を実感。そして…。現在、ライターとしても活躍中。2018年以降の自己ベスト5分14秒52。

1500m、W40クラス出場の有馬優仁さん

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写真提供:有馬優仁

JAAFジュニアコーチ。第39回全日本マスターズ陸上競技選手権大会2018(開催地:鳥取)のM40で四冠(800m 1500m 5000m 4×400mR)を達成。競馬も嗜む。(本人のTwitterより)
2018年以降の自己ベスト4分11秒25。


100m、W40クラス出場の酒井あおいさん

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写真提供:日本マスターズ陸上競技連合

兄の影響でマスターズ陸上出場へー。2012年、兄の誘いで出場したマスターズ陸上大会W35クラスで100m14秒前半を記録、そこから本格的に陸上の練習を始めた。半年後の第33回 全日本マスターズ 陸上競技選手権大会2012(開催地:岡山)で12秒97とタイムを縮め、レースごとに記録更新。ついに39歳でW35の60mの日本記録を塗り替えたが、新記録に破られた。現在、年齢があがりW40のクラスになった今、次の目標である日本陸上競技選手権大会に挑戦する。兄は世界マスターズ陸上競技選手権大会2015(開催地:フランス・リヨン)4x100mリレーで武井壮さんとともに金メダルを獲得した石黒文康さん。2018年以降の自己ベスト12秒89。


100m、M50クラス出場の宮本義久さん

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写真提供:内田眞一

リベンジにかけてー。
神奈川県座間市在住で会社社長。世界マスターズ陸上競技選手権大会2018(開催地:スペイン・マラガ)で100M、M50クラスに出場し、11秒51の記録で世界1位。同大会で200Mにも出場したがフィニッシュラインを間違えたため、3位という結果に悔しさが残った。この経験を胸に日本陸上競技選手権大会の舞台に挑戦する。2018年以降の自己ベスト11秒33。


100mM60クラス出場の鈴木久夫さん

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写真提供:内田眞一

安定の走りに期待―。
400mのスペシャリスト。200m・100m。世界マスターズ陸上競技選手権大会2018、世界マスターズ室内陸上大会2019(開催地:ポーランド・トルン)ともに400mでは4位で悔しさを味わう。60歳で60秒を切って走るというエージシュートを58秒台で楽々達成している実力者。2018年以降の自己ベスト12秒68。


100m、M65クラス出場の新居田哲司さん

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写真提供:新居田哲司

タバコも体形も関係ない、独自理論で結果を出すー。
愛媛県在住でアスリートには希少なヘビースモーカー。
世界マスターズ陸上4×100mリレー M60クラスで金メダルリスト。
100m、M50クラスで出場した2003年全日本マスターズ陸上競技選手権大会で、11秒77の記録で日本一となる。練習はこれまでコーチについたことはなく、すべて独学。マスターズ陸上関係者曰く、ぽっちゃり体型でありながら驚きのダッシュ力を持つ。2018年以降の自己ベスト12秒80。

以上、6名の選手を紹介した。

本来のマスターズ陸上は、競技成績に関係なく、満18歳以上であれば参加できる。競技クラスが5歳刻みであるため同世代の人と競うことができ、年齢の上限もないため、生涯続けることができるのが特徴だ。日本陸上選手権大会出場へは、マスターズ陸上の中でのトップ選手だが、2度目の日本選手権の出場を果たす選手や会社経営をしながら独学で陸上を始めた選手、兄弟の影響で始めた選手など、陸上への様々なきっかけや背景で挑戦する姿に注目したい。

マスターズ種目競技は6月30日の14時25分から行われる。テレビ中継はないが、リアルタイムで日本陸連のホームページのリアルタイム動画配信を見ることができる。
今年はトップアスリートやパラアスリートだけでなくマスターズ種目のシニアアスリートも応援しよう。


日本陸連ホームページ 
第103回日本陸上選手権大会タイムテーブル

日本陸連ホームページ 
第103回日本陸上選手権大会 ライブ配信

日本マスターズ陸上ホームページ 
第103回日本陸上選手権大会マスターズ種目参加選手リスト
https://japan-masters.or.jp/news_detail.php?id=95


(Special thanks :日本マスターズ陸上競技連合、内田眞一)