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2017年7月のある朝、愛媛県の西予市で高齢者が運転する車が水路に転落した。しかし、警察やそれこそ重機が到着する前に救出に成功。一体何があった?


佐賀県の相撲チームがたまたま近くで合宿しており引き上げてくれた

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その日は第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」の開催日。
相撲の佐賀代表の監督が朝食を取り終えて休んでいると、外から大きな物音が聞こえた。
何事かと思って行ってみると、市内の60代の男性が運転する軽トラックが車道わきの水路に転落しており、しかも男性の右手が車の下に挟まって動けなくなっていた。
監督は、選手たち約10人を現場に呼び、車にロープを繋ぎ全員で持ちあげ救助に成功した。

救助後、男性は救急車で運ばれたが、右手首の軽傷で済んだ。
地元警察は「高齢者が多い地域で、普段なら救助にもっと時間がかかったはず。力持ちに助けていただき、大変助かった」と話した。


【参考】
2017年10月8日「佐賀新聞」