第40回記念国際・全日本マスターズ陸上競技選手権大会で男子1500メートル、800メートル種目、男子95歳から99歳のクラスにおいて世界記録を樹立した鹿児島の宮内義光さん。今後の目標は100歳まで元気に走りたい!

写真
写真説明:男子95歳から99歳クラス1500メートル種目表彰時の宮内義光さん


9月13日から16日まで4日間、「第40回記念国際・全日本マスターズ陸上競技選手権大会」が 群馬県の「正田醤油スタジアム群馬」で行われた。トラック競技20種目、フィールド競技9種目が年代別に行われ、事前登録された2231名が日頃の成果を競った。今年は国際大会とあって、中国、アメリカ、オーストラリアなどの海外、日本を合わせて計10か国の選手たちが参加した。本大会の群馬での開催および4日間の開催は初めて。

本大会では宮内義光さん(95)=鹿児島=が、1500メートルを10分10秒88、800メートルを5分2秒72で世界記録を樹立した(2019年8月1日、世界マスターズ陸上競技協会承認分まで記録確認)。この記録はこれまで世界記録を誇ったアメリカのロイ・エングラートさんの記録を1500メートルでは2分以上、800メートルでは55秒以上も縮めた。
(ロイエングラードさんの記録は1500メートル、12分16秒93、800メートル、5分58秒15)
宮内義光さんは、90歳から94歳のクラスでも1500メートル、5000メートルの世界記録を持ち、現在も記録は破られてはいない。ほかにも大会記録や日本記録を持ち、直前の九州マスターズ陸上連盟主催の大会でも記録を更新し続けていたため、全日本大会でも必ずや記録更新があると、地元、九州地区のメディアから注目されていた。それだけに、本大会の宮内さんの活躍をみていると、正に“世界のヒーロー”と言ってもおかしくはない。

写真
写真説明:男子95歳から99歳クラス800メートルの世界記録樹立時の宮内義光さん

宮内さんは800メートルのフィニッシュ後、「毎日、5時に起きて、練習をしています。日々の農業と家族の美味しいご飯を食べるという普通のことが、世界記録樹立の秘訣です。今後の目標は100歳まで元気に走りたい。」といつもと変わらないおだやかな表情で話してくれた。
フィニッシュ地点で世界記録樹立の瞬間を待ち受けていた日本マスターズ陸上の鴻池清司会長はゴールを達成した姿を見届けると、背中をポンとたたき、満面の笑みで手を差し出し、「ご苦労さん。おめでとう。」と、握手を交わした。

日本マスターズ陸上は18歳から参加でき、年齢の上限がない。さまざまな思いを持って参加する人も多いが、特に高齢者にとっては、いつまでも挑戦できる可能性と年を重ねる楽しさを伝えてくれる場となっている。

記録については…
第40回記念国際・全日本マスターズ陸上競技選手権大会 結果

お問い合わせは…
公益社団法人日本マスターズ陸上競技連合