パナソニックは、10月20日よりコードレススティック掃除機の新機種を発売する。なんと今年3機種目のコードレススティックタイプだが、それぞれ異なるユーザーの購入目的を満たすもののようだ。
写真左から、8月25日発売のキャニスター並みの吸引力のハイパワータイプ、6月20日発売のお手入れ簡単タイプ、10月20日発売の軽量タイプだ。
写真左から、8月25日発売のキャニスター並みの吸引力のハイパワータイプ、6月20日発売のお手入れ簡単タイプ、10月20日発売の軽量タイプだ。
こちらがその名も「スイスイタワー」。吸引力を目の当たりにすることができるデモンストレーション用の器具で、一つ3キロの錘が二つシリンダーの中に入っている。を吸い上げる。吸引力は掃除機のパワーを測る一つの数字。この数字が高ければ「吸う力」が強く、よりパワフルな掃除機ということになる。
吸引力と運転時間を重視するユーザー向けのハイパワーモデルなら楽々と2つのおもりが吸いあがった。このモデルの吸い込み仕事率200W。大容量バッテリーの容量アップで、最大約90分間運転可能だ。
一番吸い込み仕事率が低い軽量タイプは仕事率100W だが、おもり一つが楽々吸い上げられた。新製品の軽量モデルは本体が2kg以下の重さしかないが、このクラスでは他社の製品と比較してもトップレベルの吸引力と言えるそうだ。
しかし、吸引力は床ノズルを外した延長管の先で吸い込む風の量を測定したもので、必ずしもごみの取れ方を示すとは限らない。
実際には、ノズルの性能であるゴミを「かき出す力」が加味されて初めて高い「ゴミ取れ性能」が達成される。3つのタイプ全てに、ブラシタイプのノズルが採用されている。このノズルには、日本の「ほうき」からヒントを得て、回転部に「小さいほうき」を無数に配置したようになっている。
ブラシタイプのノズルには硬い毛と柔らかい毛が植えられており、硬い毛は畳とじゅうたんを掻き出し、柔らかい毛がフローリングの拭き掃除をする。ブラシは中央に向かってV字になっており、取れたゴミは真ん中から確実に吸い込まれることになる。
そして、このノズルの先端部分は圧倒的に薄く「壁際集塵」に威力を発揮する。壁と床の間にたまったゴミを取ろうと、イライラしたことがある人は多いと思う。それがさっと吸い込まれ気持ちがいい。
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きっちり掃除したい派におすすめのハイパワーモデルのノズルには、もう一つ嬉しい仕組みが。ノズルの付け根の左にあるボタンを踏むと先端部分が外れて、小ノズルがすぐ使えるようになるのだ。
ノズルの先を付け替える必要なく、すぐに気になる狭い場所を掃除できるのはかなり便利。普通のノズルに戻すときも、足でノズルを押さえてグッと押し込めばOK。
全てのモデルに搭載されているちょっとした嬉しい仕様が、背面についている「壁ピタゴム」。あえて収納せずに部屋の壁に立てかけておいても安定する。とくに小さくてシンプルなデザインの軽量モデルなら、部屋のインテリアを損ねないだろう。
さて、ここまであまり触れなかったお手入れ簡単タイプだが、こちらは吸引仕事率が140Wでしっかり掃除でき、手入れが簡単なフィルターレスサイクロンを採用。フィルターを使っていないのでフィルター掃除が不要だ。軽量タイプよりは少し重いが、しっかり掃除したいが手入れが面倒という人にぴったりだろう。
今年次々と、特徴が明確な3機種を投入したパナソニック。これまで主流だったキャニスター型からコードレススティック型へ乗り換える消費者に向けて、より選びやすいラインナップを準備してきた。一度店頭で試してみれば、その違いと良さを実感できるだろう。
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