世界最大級を掲げる“旅の祭典”「ツーリズムEXPOジャパン」が2019年10月26・27日、大阪市のインテックス大阪で開催された。過去に東京でずっと実施されてきた人気イベントが、来年の東京五輪の影響で、初めて大阪が会場となった。会場を訪れた記者が、現地の模様などをリポートする。

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記者は過去5年、東京ビッグサイトでの「ツーリズムEXPOジャパン」を毎年訪れてきた。今回は初めて大阪ということで、規模がやや小さくなるのではと想像していたが、今回はインテックス大阪の全館での開催となり、規模の小ささはまったく感じられず、国内や海外から数多くのブースが並ぶのを目の当たりにした。

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海外ブースでは、東京では毎年、ANAもしくはJAL、羽田空港や成田空港などのブースがまず目についたのだが、大阪では一番奥の館にまとまってあった。空港関連では、大阪・関西エアポートのブースが大きく、地元開催らしさを象徴していた。

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航空会社関連では、2020年春から関空線を再開するターキッシュエアラインズやアエロフロート航空をはじめ、エアカナダ、カンタス航空、フィンエアー、シンガポール航空など関空に就航するエアラインのブースも出展し、関空からの直行便をアピール。

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毎年賑やかな韓国系LCC、チェジュ航空のブースも健在だった。エジプトやアフリカ、イタリアやフランス、そして、大阪から近いアジア各国・地域のブースも目立っていた。

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一方、国内ブースでは、地元の大阪をはじめ、関西から近いエリアから九州、東北などのアピールも目についた。特に、関西のJRと私鉄がタッグを組み、1つの大きな鉄道ブースとして出店していたのも見もので、瀬戸内ブースも大きかった。ただ、北海道や沖縄など毎年かなり大きなブースで目立っていたところが、今回はやや規模が小さかった。

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一般日には多くの人々が訪れ、大変盛り上がったと聞いた。ツーリズムEXPOジャパン事務局によると、26日と27日の両日とも51,000人、業界日を含めて約15万人が来場したという。ツーリズムEXPOジャパンは、来年は沖縄での開催となり、その後に東京へ戻る予定だ。

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ツーリズムEXPOジャパン


(Written by A. Shikama)