パナソニックは「ななめドラム洗濯乾燥機」と「エアコン」の新機種を今秋発売すると発表。これに伴い10月25日、報道陣向けセミナーが都内にて開催された。
ななめドラム洗濯乾燥機についてのアンケートでは、「液体洗剤・柔軟剤自動投入」をはじめ、「ナノイーXによる除菌・消臭」「ヒートポンプ乾燥」「温水泡洗浄W」などの機能が好評を得ているとのこと。
ドラム式の乾燥機能において「タオルの仕上がり」を気に入っているというユーザーが多く、普通に干すよりもふんわりした仕上がりに心地よさを感じるという声が顕著であったとのこと。また近年ではタオルや洗濯後のタオルの仕上がりへの関心も高まっていることがわかったという。
11月1日に発売される「NA-VX900A」(右)と、12月1日発売予定の「NA-VG2400」(左)。両機種共に「タオル専用コース」を搭載。元来の吸水性が保ち、気持ちいい肌触りのタオルの仕上がりを実現した。
おしゃれ着も黄ばみ除去可能な「約40℃つけおきコース」も搭載。洗浄前と洗浄後の色の違いも歴然だ。
発表会はゲストとしてIKEUCHI ORGANIC 代表取締役・タオルソムリエの阿部哲也氏が登壇。「タオル専用コース」の監修を担当した。
阿部氏の説明によると、ふんわりしたタオルに仕上げるためには「たっぷりの水でやさしく洗う」「パイルを立たせる」「乾かしすぎない」の3点が大切とのこと。また他の衣類と同時に洗わないこと、また柔軟剤は使わないこともポイントという。
新機種ではヒートポンプを上部に設置。これによって風の循環アップを実現。大風量によってより効率の良い除湿・乾燥が可能になった。
11月下旬発売予定のエアコン「20Xシリーズ」には高濃度な「ナノイーX」を充満させ、油分まで分解・低減させる「新・内部クリーン」を搭載。また真夏の郊外気温の状況下でもパワフルな冷房で快適温度をキープする「50℃対応室外機」を採用した。
近年では、全国的に猛暑日が増加傾向にあり、厳しい気候環境にも耐えうるエアコンが求められるという。そこで同社では室外機の運転制御に着目。室外機性能を最大限活用することで、高外気温でもパワフルな冷房運転を可能にした。寒い冬では霜取り運転で暖房が止まってしまうこともあるが、新機種では独自のエネチャージシステムによって暖房が止まることなく継続する。猛暑の夏でも、寒さが厳しい冬でも室内の快適性を保つことができる。
エアコンのカビの原因には「ホコリ・油」「湿度」「カビ菌」があるが、新機種では「油」への対策を一層強化。独自コーティングによりフィルターに付着した油分の洗浄力アップを実現。従来品と新製品のフィルターに油分を付着させ、洗浄力を検証するデモンストレーションも実施された。
従来品に付着した油分は水を流しても落ちない一方、新製品フィルターではつるっと取れることが判明。また高濃度の「ナノイーX」の働きによってよりカビ菌を抑制することができるという。
これからますます寒さが増し、家事の効率化や室内の快適性が求められるこの季節。パナソニックの新製品でより心地よい暮らしを楽しんでみてはいかがだろうか?