バティスタ

現在、プロ野球界では西武の秋山翔吾選手、千葉ロッテの鈴木大地選手などチームの支柱を担ってきた有力な選手らがFA宣言をしており移籍か残留か、はたまたメジャー挑戦か去就に注目が集まっている。
該当する球団、選手のファンたちは不安と興奮が入り混じったような複雑な心情で動向を見守っていることでしょう。
そんなこんなでオフシーズンに突入しても話題が絶えない プロ野球。その中でも筆者が着眼点を置いているのが、やはり助っ人選手の解雇を報じるニュース。

昨年と同じことを言ってしまうが、練習熱心でファンからも愛される助っ人も各球団に少なくなく、衰えや成績不振からチームを離れてしまうのは寂しい。
今年の代表的な例で言えば助っ人の枠を超えて長年に渡りチームに尽力してきたマシソン選手、メッセンジャー選手の引退。誠に遺憾な思いでございます。

そんな失意の中で選定した「年俸に見合った働きをしなかったコスパの悪かった助っ人外国人ランキング」を昨年に引き続き発表させて頂きます。

↓昨年のランキングの閲覧もお願い致します↓
http://www.nicheee.com/archives/2198632.html


※ランキングの順位選定は全て筆者の独断によるものですのでご了承下さい。
※下記に記載されている選手の年俸は全て推定の金額です。
※あくまで成績を基準に査定しているので1軍への試合出場が無かった選手はランキング対象外にします。

コスパの悪い外人助っ人ランキング2019 打者部門!


1位  ケニス・バルガス(千葉ロッテマリーンズ)
シーズン成績:35試 打率179  1本塁打 6打点
シーズン年俸: 1億6500万円

昨年秋に千葉ロッテが獲得した元理容師という経歴を持つ陽気な助っ人。メジャー通算35本塁打を放っており、井上晴哉内野手との大砲コンビとして期待されたが日本人投手への対応に苦しみ、僅か1本塁打に終わった。9月には退団も発表。
日本で床屋でも営んだら人気が出そうだ。




2位 ジョーイ・メネセス(オリックス・バファローズ)
シーズン成績:29試 打率206  4本塁打 14打点
シーズン年俸: 1億1000万円

3Aで130試合に出場し、打率・311、82打点、23本塁打をマークした実績を買われて昨年秋に長打力不足に悩むオリックスが獲得。
オープン戦では好調を維持したが、シーズンが始まるとやはり日本人投手に苦戦し成績も停滞気味に陥った。
更に4月のロッテ戦(ZOZOマリン)で実施されたドーピング検査で禁止物質に指定されている「スタノゾロール」の代謝物が検出されて、ドーピング規定違反となった。勿論オリックスとは契約を解除する羽目に。


3位 クリスチャン・ビヤヌエバ(読売ジャイアンツ)
シーズン成績:73試 打率223  8本塁打 24打点
シーズン年俸: 2億2500万円

名前を覚えるのに少し苦戦してしまうそうな助っ人。
大リーグ通算24本塁打のパワー型野手。
6月には同点グランドスラムも打ったりしたが、シーズンを通して安定した成績を残せず夏以降は1軍での出場機会がなかった。
結局 高額な年俸がネックとなり、ゲレーロ選手とともに退団となる見込み。



コスパの悪い外人助っ人ランキング2019投手部門!


1位 アンドリュー・アルバース(オリックス・バファローズ)
シーズン成績:13試 防御率5.83  2勝6敗
シーズン年俸: 2億円

昨年度のシーズンよりオリックスに加入し、9勝2敗と好成績を収め、複数年契約を勝ち取った期待の左腕助っ人だが、今年は持病として抱えていた腰痛に苦しめられ、3ヶ月程 戦線を離脱する羽目となり前年の成績を大きく下回った。

大学時代に教員免許を取得し、オフシーズンにはカナダの母校で数学、フランス語の臨時教員を務めていることからファンからは「アルバース先生」の愛称で親しまれている。
来年こそはマウンドで華麗なる授業を展開してほしい。


2位 ジョシュ・レイビン(千葉ロッテマリーンズ)
シーズン成績:2試 防御率27.00  0勝0敗
シーズン年俸: 8720万円

ロッテの守護神候補として入団した期待の助っ人だったのだが、度重なる故障の影響で実戦登板が遅れ、ようやく6月にようやく初昇格を果たしたが、4日の阪神戦で救援登板するも1回を持たず、3安打3四死球5失点と大炎上。制球難に加えてクイックもできず、ありとあらゆる弱点が発覚。
もはや守護神というよりかは破壊神。


3位 ライアン・クック(読売ジャイアンツ)
シーズン成績:13試 防御率 4.80 0勝2敗  6S
シーズン年俸: 1億4000万円

今季から守護神候補として加入したが、こちらも肘の違和感などコンディション不良に悩まされた。1軍復帰後には2戦連続で失点を許すなど打者を上手く料理することも出来なかった。
ポストシーズンへの出番も一切なく、来季は契約を結ばない見通し。


今年は似たりよったりの年俸・成績の助っ人が混沌としており、なんとも甲乙付けがたい結果となりました。
来年はどんな個性を放つ助っ人が日本に来てくれるのか!今から非常に楽しみです。


(written by 虫歯太郎)


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