1

静岡県磐田市に、明治4年創業4代続く和菓子の老舗「又一庵 総本店」。初代から受け継いだ手焼きの「きんつば」がその伝統でした。その総本店がリニューアルオープン。和菓子と洋菓子を融合させた「和スイーツ」のラインナップを開発して、和菓子の魅力と可能性を世界に向けて発信していくそうです。
 
「又一庵」は、お客さんの「また一個食べたくなる」という発言から名づけられたそう。表の暖簾には「一」の文字が潔く書かれています。で、よく見てみればその横には「MATAICHI KINTSUBA」のロゴが。これが「和スイーツ」のブランドです。


テイクアウトコーナーの「和スイーツ」を手軽に!

2

あんこを炊くいい香りが漂う中、暖簾をくぐってすぐ右側にあるのが「マタイッコ タベタイカフェ」のテイクアウトコーナーです。きんつばに使ってきた北海道十勝産の小豆のあんこをフィーチャーした、「和スイーツ」をテイクアウトできます。表にベンチもあるので、日向ぼっこをしながら食べるのもよさそう。

3

「メチャアンコソフト」(380円税込み)に、どら焼きの皮にきんつばを挟んだ「キンツバーガー」(350円税込み)、イチゴとキンツバを串に刺した「小豆キンツバ―」(350円税込み)など、これまでの和菓子のイメージを覆す商品が並びます。

4

もちろん、手焼きで焼き立てのきんつば(183円税込み)、揚げたて「かりんとうまんじゅう」(118円税込み)といった定番の和菓子も。どれも気軽に食べることができるものばかりで食べ歩きにちょうどいい感じです。


マタイッコ タベタイ カフェでびっくりまったり

5
 
お店の奥にあるのが「マタイッコ タベタイ カフェ」のイートイン。まったく「甘味処」といった印象はなく、和菓子屋さんの中にあるとは思えないインテリア。このカウンターの奥にキッチンがあります。

6

こちら「キンツバコ」(3000円税込み)です。かりんとうまんじゅう、季節の栗蒸し羊羹、芋羊羹、塩昆布、抹茶の葛切り、つぶあん、こしあん、クリームチーズ、白玉と黒みつ、抹茶のティラミスは枡の中に、さらにイチゴのパフェに、迫力のドライアイスの上に乗っているのは冷たいきんつば。これに抹茶がつきます。
 
伝統のきんつばに、静岡のお茶を使ったふるふるのスイーツまで、これ一つでかなり楽しめる豪華なセットです。

7

又一庵のパフェ(各800円税込み)は、粒あんや白玉、フルーツゼリー、生クリームが層になっている特製パフェ。左から抹茶(13層)、あんこ(13層)、イチゴ(14層)の全三種類です。色どりも華やかで、いろいろな味が次々と飛び出してきてびっくりさせられます。

8
 
一方ドーンとしているこちらは「あんこホイップパンケーキ」(800円税込み)。ふっくらと焼きあがった四角いパンケーキに、こしあん、粒あん、アイスクリームとホイップバターがのっています。ちょっと男らしい印象です。食べ応えもあります。

9
 
カフェコーナーはテーブルの数がしっかりあるので、ゆっくりとした時間を過ごせそうです。


定番も新商品もお土産に

10

もちろん、「手焼ききんつば 小豆」、「蒸しきんつば」、「塩豆大福」など、この店の伝統を支えてきた商品はお土産などに喜ばれそうです。

11

ミルク、ズンダ、アズキ、カボチャ、コーヒーの5つの新フレーバー「イロドリきんつば」は可愛らしい色合いで小さめのサイズ。また、きんつばをイメージしたあんこビスキュイでチョコレートを挟んだ焼き菓子「あんこビスキュイ」は、洋菓子好きのお宅にお持ちするのにいいかもしれません。
 
和菓子好きも洋菓子好きにも楽しめる、新しい「和スイーツ」。伝統のあんこときんつばを大切にして、新しい魅力をプラスしているのが魅力です。
 

又一庵 総本店
住所: 静岡県磐田市見付1767-4
電話: 0538-33-1600
時間: 9:00〜19:00
休日: 無休
公式サイト:https://mataichian.com/
※掲載内容の情報は、取材当時のものとなります。予めご了承ください。
 

【Nicheee!編集部のイチオシ】

リアル地球防衛軍?フロリダの街がカニの大群に占拠される
【プロ野球の盲点】クビになったプロ野球選手たちが再起を掛けて挑む 「12球団合同トライアウト」いつから始まった?
京都・知恩院 秋のライトアップ2019 浄土系フェスやプチお寺体験、SNSフォトコンも