小寒 画像

2020年1月6日の今日は、暦の上では「小寒」(しょうかん)にあたります。
(注:新暦計算と国立天文台暦計算室とでは1日ずれる場合があります)
今日から「寒の入り」です。今日から節分までの間が、1年の中で一番寒く、寒さが厳しい時期で、この時期のことを「寒の内」または「寒中」とか「寒」といわれます。

しかし、「寒中見舞い」は、この寒中の時期ですが、若干違うのは、正月の松の内を明けてからになります。1月8日から2月3日までに送るのが一般的です。(地域により、1月15日から2月3日)

天気予報でよく耳にする「暦の上では〇〇ではー」というくだり。ここでいう「暦」は、二十四節気のことを指します。一年を24で割って、それぞれの季節にあった言葉を表すもので、もともとは、旧暦の季節のズレを修正するための目安の言葉だったものなのです。

「小寒」は、太陽が黄経285度に達し、日の出は最も遅く、日の入りは冬至の頃よりわずかに日がのびてきます。

二十四節気「小寒」の期間を、さらに、5日ごとに区切って、気象の動きや動植物の変化を知らせるための言葉で表しています。それを七十二候といいます。
明治時代からの略本暦では「冬至」の七十二候について、以下の言葉が記されています。

第一候は 
「芹乃栄」 芹すなはち栄う
気温が下がり、空気が冷えてきて頬にあたると痛い位、そして、空気は澄みわたる時期。
そして、1月7日の七草粥で召し上がる春の七草のひとつでもあります、芹が生い茂ってきます。茨城県産のものが多く出回っているようです。

第二候は 
「水泉動」  水泉(しみず)あたたかをふくむ
地中では凍った泉が動き始める時節を指します。冷え切った泉の様子が寒さを強調されていますね。

第三候は
「雉始雊」 雉(きじ)始めて鳴く 
雉の鳴き声がきかれる時期となります。
雉は国内では愛鳥週間や雉は放鳥されているといいます。また、身近なところでは、一万円札の裏側に雉が使われていましたね。使われている理由は、雉は日本の鳥=国鳥指定されているからだそうです。

七十二候の示すように、暦は、日本のさまざまな四季の中の冬の情景を、繊細に表しています。  

小寒 画像◆

いつのころからか、季節感に触れることが少なくなった現代。
暦の言葉に耳を傾け、季節感を感じてみましょう。


出典:
国立天文台 暦計算室
「こよみ」岡田芳朗著 神社新報社
野菜情報サイト 野菜ナビ

Written:コヨミズム
Photo:とちぎさん/photoAC