滋賀県東部を中心に運行するローカル鉄道「近江鉄道」は、明治31年(1989)の開業以来120年にわたり、地元の足として親しまれてきました。現在は、近江鉄道本線、八日市線、多賀線の3路線があります。

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その近江鉄道は、のどかな田園風景とともに走るローカル鉄道が写真映えすると鉄道愛好家らに人気があるほか、開業当時の駅舎、登録有形文化財に指定されている駅舎など、どこか昔懐かしい光景が沿線のいたるところにあります。

近江鉄道は全33駅。そのうち、洋風レトロな木造駅舎で知られるのが「新八日市駅」(東近江市)です。大正2年(1913)に、八日市線の前身・湖南鉄道の駅として開業。駅の右側がツタで覆われ、映画のワンシーンのような佇まいです。

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その他、駅舎が登録有形文化財に指定されて「世界一長いコンサート」を開催してギネス認定もされた「鳥居本駅」(彦根市)、近江商人の屋敷をイメージした駅舎「五箇荘駅」(東近江市)、現存する最古の駅舎「桜川駅」(東近江市)なども。

一方、近江鉄道沿線のフォトスポットで有名なのが、愛知川にかかる真っ赤な橋梁。平成20年(2008)に登録有形文化財も登録されました。珍しい三角型のホームがある高宮駅、新幹線と一緒に撮影ができる高宮〜愛知川駅付近も人気です。

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四季折々で、異なる風景が楽しめる近江鉄道。ほかにも、6種類のワインが飲み放題となるイベント電車の運行、2019年11月に八日市駅の改札内にオープンした「近江鉄道ミュージアム」(入場無料)などもあります。

自転車を電車内に持ち込むことができる「サイクルトレイン」もサイクリストに好評です。

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一方、近江鉄道の沿線には、人気のカフェも点在。五箇荘駅から徒歩6分の場所にある「茶ろん 坪六」では、日本茶インストラクターの店主によるあんみつやぜんざい、プリンやパフェなどのメニューが揃うほか、自分の好きな茶碗を選んでお茶を点てることができます。

カフェの建物は、築およそ100年の古民家を改装。土日には茶道体験も開催しています。

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