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2017年6月、中国深センで起こった出来事。警察当局は、反社会組織幹部の結婚披露宴が行われるとの情報を得た。一斉検挙のまたとないチャンスと判断した警察は大胆な計画を実行。
作戦は見事成功し、抵抗されることなく容疑者140人以上を見事確保。
さて、警察は一体どんな手を使った?

警官隊が余興を装い結婚披露宴に突入

披露宴会場の大型スクリーンに突然、警察と犯罪組織のカーチェイスの映像が映しだされた。
そのタイミングで、警察官が会場に突入。防弾チョッキやヘルメットなどを着用した警察官も多かったが、会場にいた客たちは「余興」だと思い眺めていた。
ボーっと眺めている間に、会場内にどんどん警察隊が入ってくる。
十分な人数の警察官が会場に入ったところで、警察側の責任者が壇上に上り、検挙を宣言。逃げようとした者もいたが、出入り口はすでに封鎖されており142名が一網打尽となった。

披露宴では実際の余興として、香港からの俳優を招待しており、結婚の「証人」になってもらっていた。その直後にスクリーンに映像が映し出されたため、余興だと思った人も多かったのかもしれない。
それにしても日本では考えにくい映画のような捕り物劇である。

(Written by 山崎健治)


【参考】
2018年9月9日「レコードチャイナ」


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