12月に入り、寒さもぐっと増してきましたね。1日の終わりに温かいお風呂にゆっくり浸かるのは至福のひと時ではないでしょうか?そんな寒い冬にたまらないお風呂ですが、実は入浴中の事故が最も多く発生する時期でもあるんですよ。

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消費者庁が発表した「冬季に多発する入浴中の事故に御注意ください!-11月26日は『いい風呂』の日-みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故 2」によると、11月から3月に高齢者の入浴中の事故が急増。その数は年間の7割を占めていることがわかります。

また消費者庁は「入浴中の事故を防ぐための注意ポイント」として以下の6つを挙げています。
1、入浴前に脱衣所や浴室を暖める
2、湯温は41°C以下、湯につかる時間は10分までを目安に
3、浴槽から急に立ち上がらない
4、食後すぐの入浴、アルコールが抜けていない状態での入浴は控える 
5、精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険なので注意する
6、入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらう


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入浴中の事故原因を代表する一つが「ヒートショック」。これは急激な温度の変化によって身体がダメージを受けるというものです。一般的な日本の住まいでは浴室は家の北側にあることが多く、暖かいダイニングから寒い浴室への移動や、熱い湯船に急に浸かることによって心筋梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが高くなるとされています。
そのため脱衣所や浴室を予め暖めて、温度差を少なくすることが事故を防ぐポイントと言えます。

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パナソニックが60歳以上の男女を対象に調査を行ったところ、冬の入浴時に実践する項目において最も低かったのが「入浴前に脱衣所を暖める」であり、これは全体の36.6%でした。 また「ヒートショック」について詳しく理解している人は4割以下という結果になったとのことです。

寒さが深まるにつれて、ますます湯船に浸かる頻度も高くなるこの季節。思わぬ事故を防ぐためにも便利なアイテムを活用するのもいいでしょう。ここではオススメグッズを3つご紹介します。

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<GRUS ヒートショックセンサー/ オープン価格>
脱衣所と浴室間の温度を計測。ヒートショックのリスクが高まっている時に、音と光による表示でその危険を知らせるセンサーです。高さ12.5cm、幅6cmとコンパクトなので手軽に設置しやすいのも魅力。

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<パナソニック/セラミックファンヒーター DS-FP600/オープン価格>
脱衣所にピッタリなサイズのコンパクト温風機。空間を素早くポカポカに暖めます。防滴仕様なので水まわりでも安心!

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<大島屋 お風呂用畳マット/6,738円(税別)> 
入浴時のすべりだけでなく床面のヒンヤリ感も防止する畳マット。ポリプロピレン素材の畳なので洗うこともできます。

寒さが一層厳しくなるこれからの季節。入浴中の事故を防ぐグッズを使って、安心で快適なお風呂タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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