新宿良いですよね。フラフラ歩けば一人でも入りやすいお店も多くて、酒好きとしてはありがたい町です。
しかし、私生まれも育ちも埼玉県なもので、小さい頃は池袋の方が馴染みがありました。その頃は酒なんて遠い存在だったものの、昔から散歩が好きだったという事もあり、フラフラと歩いていた思い出が多い町です。

先日、そんな池袋にある店を見つけました。
皆さん“角打ち”というのをご存じでしょうか? 文字面だけ見ると、パチンコを思い浮かべそうな単語ですが、実はこれ“立ち飲み屋”のことらしいのです。しかも酒屋に併設されている為、様々な種類のお酒を頂くことが出来るという、なんとも素敵なところです。

私、少し前に角打ちという存在を知ったのですが、グーグルの画像などを見ると、何となく新規が入りにくそうな雰囲気という事で行く機会がありませんでした。

しかし先日、ふと見たサイトで“池袋に角打ちがある”という情報を見たのです。
下町とか、路地裏にあるのならばそれでも行こうとは思わなかったのですが、グーグルマップを見てみると、そのお店は私が良く通るとおりに面しており、何度か前を通っていたことが発覚。

馴染みのある池袋と、馴染みのある路地。そこにある角打ちなら初心者の私でも馴染みある客になれるのでは? とういう甘い考えを元に、先日行ってみました。

いつもの駅の、いつもの通りの、いつもとは違う店

 
角打ち1

コチラが私の人生初角打ちを飾るお店「三兵酒店」です。前面はこのように普通の酒屋さんなのですが、少し横に回ってみると、

角打ち2

入り口がありました。よく通る通りながら、注意しないと分からないそのたたずまいに少し笑ってしまいました。

角打ち3

中に入ってみるとこんな感じ。目の前に注文カウンターがあり、その他壁に沿う形で立ち飲み用の机が並んでおりました。HUBなどでよく見るスタイルですね。

角打ち4

まぁ、とりあえずビールでも飲もうと思い注文。つまみは“ちーかま”にしてみました。
因みに「生ください」と店員のおじさんに伝えると、「ウチは瓶しかないよ」とぶっきらぼうに言われたのが、悲しみを誘います。

角打ち5

壁にはなぜか荒川静香さんの写真が沢山張られていました。「きっと店員さんがファンなんだろう」と思ったのですが、その横にジブリのポスターが貼ってあったのは謎です(公式のものではなかった)。

そして冒頭に「様々な種類のお酒を頂くことが出来るという、なんとも素敵なところです」と書いたものの、そのお店で飲んだのは先ほどのビール一本だけです。

なぜか私が入った後にお客さんが減ってきて、よそ者感がすごかったんですもの。慣れた駅だからって、やはり舐めてました角打ち。

おわりに

良くも悪くも、角打ちとのファーストコンタクトは済んだので、これからは距離を縮めていければと思います。

でも、店のおじさんに「おぉ、くりちゃん」なんて言われるほどの仲になろうとは思いません。この店が嫌いなのではなく、僕がそんな人間だからです。

以上です。



今回行ったお店はコチラ
三兵酒店
住所:〒171-0021 東京都豊島区西池袋1丁目31−5


(Written by 角すけ)