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パンダのマークでお馴染みの環境保全団体WWF(世界自然保護基金)ジャパンが、繊維原料から製品まで、年間1億枚の服を供給している豊島株式会社と、地球環境の保全と持続可能な事業のさらなる強化に向けて、パートナーシップ契約を締結したことが12月10日、分かった。WWFジャパンが日系ファッション企業と連携するのは、今回が初めて。今後はサステナブルな繊維素材の調達と、豊島が取り組んできた「水スチュワードシップ」を、継続的に推進していくという。

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同日、豊島株式会社本社で行われた発表会では、業界課題であった水環境の改善や自然素材等についてグローバルでの持続可能な調達および製品普及の推進を発表。豊島が手掛ける先端再生リサイクル繊維や、海外紡績企業との独占契約素材のほか、回収システムで実現した新たな再生製品など、全9種の注力ファッション製品・素材を紹介。モデルでエシカルファッションプランナーの鎌田安里紗氏と同社社長による、エシカルファッションに関するトークセッションも実施された。

そもそもファッション業界は、大量のCO2を排出し、大量の水資源を消費していることから「世界で2番目の環境汚染産業」として知られている。だが近年、70パーセント以上の消費者が「環境に配慮してファッションを取り入れたい」と考えていることが調査結果によって判明するなど、地球環境への興味や関心が高まっていることは明らかだ。

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そんな中、1841年に繊維問屋として創業して以来、170年以上にわたり事業領域を拡大し続てきた豊島株式会社は、素材づくりに対するサステナブルな姿勢をあらわすステートメント「MY WILL(マイウィル)」に基づき、繊維素材が地球環境に与える影響を配慮し、オーガニック栽培やリサイクル技術などによる持続可能な素材を追求。

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国内最大級のオーガニックコットン普及プロジェクト「オーガビッツ」や、廃棄食料を染料として衣服に再活用する「フードテキスタイル」、リサイクル繊維「テンセル」など、9つのサステナブル素材に注力した事業を率先して展開してきた。今後はWWFジャパンとの協働により、これらの取り組みをさらに強化していくとともに、「水の利用、化学物質の利用、排水」といった水リスク課題について改善活動を推進していくという。

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発表会後半には、鎌田安里紗氏が、サステナブル素材でできた「オブレクト」のスーツを着用して登壇。「デザインやシルエットはもちろん、素材や製造の背景も調べた上で洋服を選ぶようにしている」という鎌田氏は、天然素材であるテンセル素材のスーツについて「スーツのデザインでテンセルとのいうのは珍しい。すごく柔らかくて動きやすい」とコメント。

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さらに、同社の代表取締役社長・豊島半七氏も参加して「エシカルファッションの最前線と未来」をテーマにトークセッションも実施され、豊島社長により、WWFジャパンのパンダマークの付いたタグを商品に付けて販売する「寄付プロジェクト」を展開していくことも明かされた。

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この日は合わせて、来年商品化が決定している「スマートパジャマ」もお披露目された。「スマートパジャマ」とは、パジャマの上着にセンサーを配置することで、寝床内の変化や呼吸、体動を計測し、睡眠アプリと連動させて眠りの質をスコアで表示。さらにスマートリモコンでエアコンなど複数の家電を制御することで、質の高い睡眠がサポート可能になるという。

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鎌田氏は「サステナブル素材というと天然素材のイメージがありますが、豊島さんはテクノロジーを使って環境負荷を下げていく研究にも取り組まれていて、純粋にワクワクします。スマートパジャマの発売も楽しみです!」と、豊島の今後の取り組みに期待を寄せていた。


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