アントニオ猪木2

「燃える闘魂」というキャッチフレーズでも知られる伝説のレスラー、アントニオ猪木。
1972年に新日本プロレスを旗揚げし、ヘビー級王者のボクサー、モハメド・アリとの異種格闘技戦を行い人気を博しました。レスラーとしての現役期間は38年にも及び、98年に惜しまれつつも引退した。

本業のプロレスと平行して、ビジネスにも力を入れていた猪木さんは貿易業社設立、レストランチェーンオープンなど多岐に渡るビジネスに手を出したのだが、いずれも失敗。莫大な借金を抱える羽目となる。
多額の借金の取立てにどうしようも出来ない状態にいた猪木さんは、ついに自殺を決意。ところがそこは猪木、普通に自殺するのでは芸がないと自殺の方法を考え、あるアイディアを思いつく。


それが…「ライオンと戦って死ぬ」

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さっそく独自のルートからライオン(生後6ヶ月)を取り寄せた猪木さんは、自宅のベランダでライオンを飼い始める。「どうせ死ぬならライオンと試合をして死のう」と新たなビジネスにつなげようとしたという。
ところが「シャンプーをしようとすると噛み付かれそうになる」「ベランダに出しておくと暴れる」「ベッドの横でおしっこをしてしまう」等、猪木さんも予想していなかった自体が次々に起こり、あえなく挫折。すぐに元の場所へ返した。

更に猪木さんは30万人の国民を虐殺したウガンダの独裁者“人喰い大統領”イディ・アミンと闘おうとしたこともあるなど、ライオンの一件に関わらず何事にも豪快な方法で挑む男なのだ。


2017年の参院予算委員会の際にもこのエピソードを披露し、話題に!

質問の冒頭、千葉県の動物プロダクションで、飼育員らがライオンにかまれて負傷したニュースに触れた猪木氏。「昔はニュースをみたファンが、いろんなものを送ってくれてオリに入ったライオンが送られてきた」と明かした。

唐突な告白に、安倍晋三首相や閣僚の席から「ええっ?」という声が漏れた。

「当時は(自宅が)マンションで、どこに置こうかと。何より、くさいものですから風呂場に連れて行き、シャンプーをかけようと思ったら『わーっ』となるから、頭をガガンとひっぱたいたら、おとなしくなった」という。

※この時は自殺の為だとは言っていない


【出典】
アントニオ猪木 著書『真実』
『日刊スポーツ』:2017年1月31日
『週プレNEWS』:2012年6月19日
https://www.excite.co.jp/news/article/Shueishapn_20120619_12092/


(written by 虫歯太郎)

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