スマトラ島

私がスマトラ島で思い付くのは『スマトラトラ』である。小学生の時に「スマトラ島にはスマトラトラがいる」と先生から聞かさせてからその語呂の良さに頭から離れなかったからである。この他にもスマトラ島には『スマトラオラウータン』や『スマトラ象』もいるのだが、いずれも国際自然保護連合のレッドリストの絶滅危惧種になっている。

そして忘れる事が出来ないのが、2004年12月26日に発生した『スマトラ沖地震』だろう。その地震による津波の被害は2005年1月20日の時点における死者の総数は、22万6,566人で、遠くはアフリカ大陸にまで及び100人以上もの死者を出している。アチェ州には『アチェ津波博物館』があり、その津波の被害の様子はここで知る事が出来る。

そのアチェ州最大の都市パンダ・アチェからフェリーで1時間ほどのところには『ウェー島』と言う島がある。とても素敵な島だった。この島はウェー島のサバン市はインドネシアで最も北かつ西にある都市であり、今回訪ねた世界最大のカルデラ湖である『トバ湖』と共に別途紹介させて頂く事にする。

今回は残念ながら訪ねる事が出来なかったのが『クリンチ山』。スマトラ島に行く事が決まった時から行ってみたいと思っていたところである。インドネシアで最も広い国立公園に聳え、その美しい山容は別名インドラプラと呼ばれ、"神の永住地"として現地の人々に親しまれている。高度が3,805mあり積雪があれば正に"霊峰"富士を思わせる山だからだ。これは次回スマトラ島を訪ねる時の楽しみにとっておこう。