ウェー島

ウェー島は昨年劇場公開されたディーン・フジオカ主演の映画『海を駆ける』の舞台となったところ。ここに行く事になり私も事前にDVDで映画を観たのだが、インドネシアの景観が生かされたファンタジー映画だ。私自身、映画の聖地に行く事はまずないのだが、今回はその聖地に足を踏み入れる事になった。

右上の写真は映画のワンシーンにあったディーン・フジオカが座って海を眺めているところを私が真似てみたのだが、その座っているところはトーチカでその下には海に向かってかなりの大きさの、そう4mはあっただろうか、砲台が残されている。太平洋戦争の傷跡と言う事になるのだろうが、戦争を知らない世代の私にとってはとても眺めのいい場所でしかなかった。

その下の写真の滝は、これも映画の中に出て来るところである。観るのと行くのでは大違いを正に地で行く感じだった。ジャングルの中に入って行くところこそ、それなりの小道はあるのだが、次第にその道は無くなり小川のほとりを上手く石を伝わって歩く感じだ。これは流石に疲れたが、滝を見た瞬間にその疲れも吹き飛ぶほどの安堵感と清涼感に襲われた。 

そして左上の写真は『KILOMETER 0 INDONESIA』のモニュメントだ。ここ、ウェー島のサバン市はインドネシアの最北端であり最西端に位置するところ。モニュメントも0をモチーフしたデザインになっている。ここがインドネシアの始まりの地と言う意味合いなのだが、因みに『KILOMETER 0 TOKYO』で画像検索するとどこが出てくると思います?そう、日本橋なんです。 

 左下の写真は少し分かりづらいかも知れません。船底のガラス窓から撮った写真です。スクーバダイビングポイントなんですが、写っているのは石で出来たブランコ。実際に私は素潜りで座って来たが10mくらいの深さはあったはず。とても苦しかったですからね。このブランコの他にも石で出来た椅子とテーブルのセットがいくつもある。コーディネーターに「何故こんなモノを作ったの?」と聞いても「以前からある。わからない」と言うだけ。ミステリーって事の程でもない?