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トバ湖は世界最大のカルデラ湖で、これまでに3度の大きな大噴火があり一番最近で起こった噴火が74,000年前。この噴火ではマグマ噴出量が2,800 DRE km3にも達した、世界最大級の大噴火だったと言う事になる。…とは言え、このマグマ噴出量の単位はサッパリ見当が付かない。ただその火山灰は、グリーンランドの氷床コアからも検出されていると言うのだから、正に地球の各地に降り積もった事になる。

まず写真左上だが、ホテルから見える湖畔に反射する朝日。これはとても綺麗で、皆早起きをしてカメラを持って待ち構えている。あいにくこの日は天候が悪く、なかなかいいシャッターチャンスはなかったのだが、霧が晴れる隙間をぬって撮ったのがこの写真だ。霧に包まれている時も幻想的でとてもいい感じではあったのだが。

そしてホテルから湖畔まで下って行くと、その途中には右上の様なハート形のオブジェが結構ある。これは挙式用にも使われ、この日も一組のカップルが別のハートのところで挙式をしていた。文字面だと素気ないが、前輪だけが大きな自転車や、荷台に花をたくさん積んだ自転車と、インスタ映えする小道具は盛りだくさんだった。

そして写真左下にはオランダでお馴染みの風車がある。インドネシアがオランダの統治下にあった名残なのだろうが、インドネシアの人々にとってオランダ領300年の時代は正に悪夢の時代。『なのに何故?』…と思い聞いてみると「オランダ人とインドネシア人の混血児がホテルのオーナーだからでは?」と返って来た。

トバ湖の周りには、バタック人と言う原住民がいる。住まいは右下の写真にある様な、両端がボートのようなカーブを持った屋根が特徴の家である。写真は伝統的な踊りをしているところなのだが、やはり収穫を祈願してのものだ。こうした踊りや礼拝の儀式の様なものは集落ごとに行われている。この踊りも現代では観光用になっているのだが、パタック人の歴史を理解するには解りやすいのも事実だ。


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