歴史ある京都には、美しい庭園を眺めながら、和洋中さまざまな食事が堪能できる場所が、京都市内に数多あります。その中でもおすすめの2店を、ご紹介します。

まずは、嵐山にある「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」のレストラン「京 翠嵐」です。

DSC_0290
 
レストランは、明治期の歴史的建造物、川崎正蔵の別荘として建てられて嵐山御殿とも称された旧「延命閣」の金砂子を用いた床の間、川崎家の家紋入り七宝の釘隠などを修復して復元し、“組紐”をイメージしたシャンデリアや朱色の家具が配された伝統的かつモダンな空間。

191218pic_440
 
フランスで約10年の経験を積んだ総料理長の手による、会席料理とフレンチが融合した料理の数々を、京都ならではの季節の食材を生かした朝食、ランチ、ディナーで味わえます。

DSC_0320

ランチは、5,000円のコースから(メニュー内容は2ヶ月ごとに変更) 会席料理の八寸を発展させ、和とフレンチのアレンジを加えた前菜では、彩りが華やかな盛り付けで8種類もの味が楽しめます。

その後、温物、揚煮、メイン料理、甘味まで、どれも手の込んだ料理が続き、五感でじっくり味わいたい逸品揃い。日本庭園や嵐山の風景を眺めながら、極上のグルメ体験ができる京都随一のレストランといえます。

DSC_0305
 
一方、京都と言えば湯豆腐(ゆどうふ)といっても過言ではないほどよく知られるグルメを、南禅寺の門前で湯豆腐や京会席を味わえるのが「南禅寺 順正」です。

DSC_0202
 
料亭の門をくぐり、石畳を歩いた先にある「順正書院」は、京風建築庭園を配した国の登録有形文化財。江戸時代に医学校として開設され、諸侯の大名やシーボルトも訪れた場所です。

当時から文化サロンでもあり、著名な書画が今も多く残り、庭園には薬草が生えているのも見られます。夜のライトアップされた美しい庭園も見もの。

DSC_0192
 
南禅寺門前の茶屋料理として生まれた名物の湯豆腐は、もちろん国産の豆腐。京都の名水を使うことで、きめ細やかな味わいが楽しめます。

京都の季節ならではの食材を使った他の料理も、どれも味わい深いものばかり。食事後に歴史ある庭園を散策するのもおすすめです。

191217pic_237

名物「ゆどうふ」は、3,000円から。ゆどうふ会席は6,500円。会席では、八寸や焼物、田楽などがフルコースで味わえます。

191217pic_241
 
※掲載の料理はその時季の食材の仕入れによりメニュー内容が変更します

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
南禅寺 順正
「そうだ 京都、行こう。」
京の冬の旅 2020年1月〜3月

(Written by A. Shikama)