NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が2020年1月19日より放映が始まって以来、毎週のように実際に観た視聴者らからの感想は上々だ。ドラマの舞台の1つ、滋賀県大津市には明智一族の菩提寺である西教寺があり、光秀を語る上で外せない場所で知られる。

その大津市で「びわ湖大津・光秀大博覧会」が、2020年3月8日から翌2021年2月7日まで、市内4ヶ所を拠点として開催される。

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まず「西教寺」は、明智一家の菩提寺。聖徳太子が創建に関わった由緒あるお寺で、戦国時代に比叡山焼き討ちで被害を受けた翌年、明智光秀が復興に尽力した。

寺内にある「明智光秀公資料館」では、光秀直筆の寄進状をはじめとした貴重な資料を展示する。また、明智一族の墓もある。

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西教寺内にある里坊(僧侶の住まい)「善明坊」光秀館が、この1年限定で特別公開する。

びわ湖大津「麒麟がくる展」として、大河ドラマの映像、衣装や小道具などを展示。また、「近江の光秀ものがたり展」では、戦国時代に活躍した明智光秀の具足、織田信長の南蛮兜なども展示し、期間中に展示入れ替えも行われる。(画像はイメージ)

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一方、比叡山延暦寺の里坊にあたる滋賀院門跡では、南光坊天海の鎧、信長の名で延暦寺に寄進された磐子など戦国時代の貴重な資料を展示する。

今回は「比叡山坂本と光秀展」として、戦国時代に比叡山坂本がいかに戦乱に巻き込まれ、江戸時代初期に復興したかなどを解説する。

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さらに、大津市歴史資料館では、1月から中世戦国時代に展示内容をリニューアル。明智光秀に関する多くの展示が見られる。今秋には、坂本城跡に関するミニ企画展も予定されている。

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「びわ湖大津・光秀大博覧会」のパンフレットには、光秀をたどる大津の街歩きに最適なイラストマップもある。開催期間中、大河ドラマを観て大津を訪れるとさらに楽しめそうだ。

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滋賀・大津市「びわ湖大津・光秀大博覧会」公式サイト