日産自動車が昨年11月よりKindleで期間限定販売していた初のSF小説「答え合わせは、未来で。」が製本化され、2020 年2 月 7日より日産グローバル本社ギャラリー（神奈川・横浜）とNISSAN CROSSING（東京・銀座） で無料配布されている。

Kindle販売時に予想を超える反響があったため、数量限定で無料配布することにしたそうだ。筆者は早速銀座で1冊ゲットしてきたが、すでに在庫は残り僅かとのことだった。（2020年2月11日現在）

同書は、小川哲、長谷敏司、藤井太洋、といった日本SF大賞を受賞した実力派SF作家らが「自動運転社会の未来」をテーマに書き下ろしたショートストーリー集。クスっと笑えたり、意外なオチがあったり、車で農業したり!? などなど…SFや車にあまり興味がなくても、それぞれ1分で読めてしまうのでショートショートならではの軽快さが気持ちいい良書だ。日産担当者に改めて小説の企画意図を伺った。

「今、日産が目指しているのは、自動運転社会の実現です。10年前、私達は世界に先駆けて電気自動車を発売しました。誰もが懐疑的だったそんな電気自動車も、今や当たり前になりつつあります。

自動運転も未来の当たり前にする。そんな思いで、これまで蓄積してきた技術力を結集させ、自動運転社会の実現に向けて日夜研究に取り組んでいます。

この書籍は、自動運転が当たり前になった社会の驚きや感動を、みなさんと共有したい。これからの私達の挑戦に期待していただきたい。そこで、未来を描く専門家であるSF作家・ライターご協力のもとに制作いたしました。」

同書が描く未来が果たしていつかノンフィクションになるのか。それともただの妄想で終わるのか…。数年後か十数年後、答え合わせをしてみるのも面白いだろう。

＜＃日産未来文庫「答え合わせは、未来で。」無料配布 概要＞

配布期間：2020年2月7日（金）〜　※数量限定で無くなり次第終了

配布場所：日産グローバル本社ギャラリー（神奈川県横浜市西区高島1-1-1）

　　　　　NISSAN CROSSING（東京都中央区銀座5-8-1）

※1人につき一冊まで

※掲載時にはすでに終了となっている場合もございます。

＜「#日産未来文庫」特設サイト＞