マクドナルド秋葉原昭和通り店が閉店した際に、近くにあったバーガーキングに貼られた垂れ幕がねぎらい風の“(縦読み)煽り”メッセージではないかと話題になった。
実は、バーガーキングは世界的にユニークな広告やCPを行っていることで知られている。毒気が強かったり、皮肉的な内容のものも多いが、中には考えさせられる啓発的な内容のものもある。
今回はそんな考えさせられるバーガーキングの啓発的な広告・CPを紹介したい。
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ちゃんと投票しないと「玉ねぎバーガー」を食う未来が来ても知らないよ?
一つ目はブラジルのバーガーキングで制作された、投票の大切さについて考えさせる啓発動画。
この動画は大統領選の前に作られたもの。ある調査によるとブラジルでは11パーセントの人が選挙で白紙投票を行っているという。
バーガーキングでは、店頭で有権者に選挙に関するアンケートを行い白紙で投票すると答えた人に特別なハンバーガーをプレゼント。
その特別のハンバーガーの具材は玉ねぎだけ。不満を漏らす人や驚いて吐き出す人が続出するが・・・
包み紙には「他の人に選ばせたのだから文句を言うな」とのメッセージが書かれていた。
選挙でちゃんと投票しないとどんな生活になっても文句を言う資格はない。「だから選挙に行こうぜ」というメッセージが込められている。
動画
バイトテロでいじめについて考える!?
続いては、アメリカのバーガーキングが制作したいじめについて考えさえる啓発動画。
バーガーキングの店内でいじめられている学生が・・・(もちろん彼らは仕掛け人)。しかし周りの大人の大多数は見て見ぬふり。
いじめを止めようとしたのはわずか12%に留まったという。
一方、大人たちが注文したハンバーガー(ワッパージュニア)を受け取りに行くと・・・小太りの店員よって叩き潰されたバーガーが渡される。
新手のバイトテロ・・・ではなくこちらも仕掛け人。
見知らぬ学生(ジュニア)のいじめには知らぬふりでも、自分のハンバーガー(ワッパージュニア)のために店員に文句を言った大人はなんと95%。
この後いじめを止めた12%の客のインタビューや、実際にいじめから救われた学生のインタビューが収められ、最後に「いじめていいジュニアなんていない。いじめを止めよう」というメッセージが流れる。
動画
「今日はうちじゃなくて向うのマックでビッグマックを食え」・・・何故?
アルゼンチンのバーガーキングで1日だけ一番人気の「ワッパーキング」の販売を拒否し、マクドナルドでビッグマックを買うように客に仕向けるというキャンペーンがあった。
実はこの日はアルゼンチンのマクドナルドが、ビッグマックの売り上げのすべてを小児がん患者の支援活動に寄付する日。
この日だけは普段は憎きライバルであるマクドナルドで、ビッグマックを購入して寄付に貢献して欲しいというキャンペーン。
バーガーキングのキャラクターの王様(?)もこの日ばかりはマクドナルドでビッグマックを購入したようだ。
動画
(written by 山崎健治)
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