近年、“歌う”という目的以外の需要が高まりつつあるカラオケ。仕事の打ち合わせや楽器の演奏、子連れのママ会など、その活用方法は多岐にわたっているという。
JOYSOUNDを展開する「エクシング」も、カラオケの新たなニーズに着目。カラオケルームをエンタテインメント空間に見立てた「みるハコ」の提供を昨年からスタートした。2月9日にはJOYSOUND品川港南口店で報道陣向け生ライブ・ビューイング体験会を実施。カラオケの最新活用方法や同社のサービスなどが発表された。
冒頭ではエクシング エンタテイメント イノベーション室 伊藤智也氏が登壇。昨今のカラオケ市場などの説明が行われた。ここ数年におけるカラオケ人口やカラオケルーム数は横ばい状態であり、今後の人口構造を考慮すると従来の手法では成長は見込めないとされていた。
同社は利用客にアンケートを実施。その結果、42%がカラオケを歌う目的以外で利用していることが判明したという。そこでクラウドからデータ配信するシステムを、歌うという以外の価値に創出できるのではと考え「みるハコ」を提案したという。
「みるハコ」はカラオケルームを幅広いエンタテインメント空間に見立て、映画やアニメ、スポーツなどの映像コンテンツが楽しめるサービスだ。また全国の映画館で年間約200公演のライブ中継を行う「ライブ・ビューイング・ジャパン」とも連携。ライブ会場の映像をカラオケルームへリアルタイムに配信する。「開催地に行かずとも楽しみたい」といった様々なニーズに対応する。
ライブは沖縄で開催。わざわざ飛行機に乗らなくとも、リアルタイムで会場の臨場感を体感することができる。さらに個室というプライベートな空間で、多彩なフードメニューやドリンクとともに楽しめるのも魅力と言えるだろう。
HYのライブ・ビューイングを楽しむ家族連れに話を聞くことができた。
「下の子供がまだ1歳未満なのでライブ会場には行くことができない。カラオケルームならば家族だけで過ごせるので、気兼ねなく楽しめる。今後も利用していきたい」と話してくれた。
「歌う」場所から「歌う以外のコト」も楽しめる場所への変革を今後も目指すというエクシング。新たな取り組みにも注目したい。
【Nicheee!編集部のイチオシ】
・M−1優勝!ミルクボーイの母校「大阪芸術大学」の出身者がスゴイ!・生牡蠣を30個食べてみた
・プロ野球今オフ5大どうでもいいニュース「ジャイアンツ編」