ロボット掃除機に興味はあるものの、「掃除前の片付けが面倒」「本当にキレイになっているの?」と、購入をためらう消費者も多いのが実情だ。そんな消費者の不安を解消し、不在時にも安心して掃除をまかせられる次世代のロボット掃除機が、この春パナソニックからついにお目見えする。
パナソニック株式会社から3月下旬に発売となる「RULO MC-RSF1000」は、同社と千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)の連携により誕生したコンセプトモデルをベースに開発された、最新鋭のロボット掃除機だ。
業界トップクラスの精度を誇るレーザーセンサーを使った空間認識技術「レーザーSLAM」で、半径8メートルに及ぶ360°全方位の間取りや部屋環境をすばやく正確に認識して地図を構築し、今いる位置を把握しながら最も効率のよい掃除プランを立案する、という優れモノ。障害物の位置もより正確に検知することができ、高性能な自動走行技術と障害物回避技術により走行のズレやエラーを抑え部屋中くまなく掃除することで、従来の「カメラSLAM」と比べ、間取りの一致率や集じんなど、掃除完遂性能が大幅に向上したという。
この機能によって走行時に段差(高さ最大25ミリ)やラグなどの障害物があった場合、「フロント3Dセンサー」で検知すると、自動的にタイヤユニットを押し出して本体を持ち上げスムーズに乗り越え走行する。ロボット掃除機のつまずきの原因である敷居などの段差やキッチンのラグなどの押し込みや巻き込みを抑え、走行可能な範囲が広がったのだ。
便利になったのはこれだけではない。スマートフォンアプリ「RULOナビ」に加え、新たに「Google アシスタント」を搭載したスマートスピーカー、スマートディスプレイに対応して音声操作が可能になったほか、レーザーセンサーで人の足の動きを認識して一定距離を保ちながらついていく、業界初の「otomo(おとも)機能」も搭載された。スマートフォンで指示することなく、誰でも簡単に任意の場所を掃除させることもできるのだ。
先日行われたメディア向けの体験会では、幼児が最新のRULOを音声と「otomo機能」で使いこなす様子が実演された。玩具や洗濯ものといった障害物が床の上に置いてある日常生活を再現した状態で、RULOと他社製品の性能比較も行われた。
その後の実演により、実際の段差をRULOが器用に乗り越える様子や、暗闇においてもRULOが障害物をしっかり避けて掃除する様子が確認できた。これなら外出時はもちろん、就寝中にRULOに掃除をしておいてもらうといった使い方もできそうだ。
また「otomo機能」があることにより、通常の掃除機と併用せずとも、ピンポイントでゴミを吸い込んでくれるという点では、これまでのロボット掃除機とは一線を画す商品とも言えそうだ。
「レーザーSLAM」によって部屋の明るさに左右されることなく、間取りを正確に認識して部屋の隅済みまでごみをしっかり取り切ってくれる上、今までは乗り越えらなかった段差やラグも「アクティブリフト機能」によって攻略。
さらに「レーザー」「赤外線」「超音波」からなる3つのセンサーにより、おもちゃや家具などの障害物をきちんと避けられるため、外出中でもスマートフィンから簡単に操作して掃除できるという安心感も備わった「RULO MC-RSF1000」。オープン価格だが、およそ15万円前後(税抜き)を想定しているという。気軽に購入できる価格帯ではないが、まさにロボット掃除機が抱える課題はほぼ全てクリアした製品であることは間違いなさそうだ。
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