2020年4月4日の今日は、暦の上では「清明」です。
(注:新暦計算と国立天文台暦計算室とでは1日ずれる場合があります)
「清明」は旧暦3月の節気、太陽は黄経15度に達した時のことを指します。
清明とは「清浄明潔」を略したもので、「万物ここに至って皆潔齊なり」と称されるように、春先の清らかで生き生きとした様子を表したもの。地域によって様々ですが、桜満開の時期を
また、この二十四節気「清明」の期間を、さらに、5日ごとに区切って、気象の動きや動植物の変化を知らせるための言葉で表しています。それを七十二候といいます。
初候は
「玄鳥至」(つばめ至る)
このころの春の空にツバメをはじめとした夏鳥が空を舞う姿が見られるようになります。身近に駅や民家でも器用に巣をつくっているツバメたちが見られますね。
次候は
「鴻雁北」(鴻雁帰る)
冬鳥である雁は日本を旅立つ時期です。北(シベリア)へ帰って行く頃となりました。
末候は
「虹始見」(虹始めてあらはる)
虹は、雨上がりの雨粒が多く漂う大気中に太陽光が降り注ぐと、太陽光は雨粒で屈折・反射して見られます。1年で初めて虹が見えることを「初虹」ともいいます。「天なび」というサイトに「虹予報」のページがあるので、こちらでも参考にしてみてください。
https://s.n-kishou.co.jp/w/charge/niji/niji_top.html
七十二候の示すように、暦は、日本のさまざまな四季の中の冬の情景を、繊細に表しています。
いつのころからか、季節感に触れることが少なくなった現代。
暦を知り、暦の季節の言葉に耳を傾け、より身近に季節を感じてみましょう。
出典:
国立天文台 暦計算室
「こよみ」岡田芳朗著 神社新報社
「現代こよみ読み解き事典」岡田芳朗+阿久根末忠著 柏書房
「二十四節気と七十二候の季節手帖」山下景子著 成美堂出版
Written :コヨミズム
Photo :Joachim_Marian_Winkler /Pixabay
analogicus /Pixabay
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