長い年月をかけて作りあげられた砂と風による奇跡の造形美「鳥取砂丘」。
東西16km、南北2.4kmに広がり、最大高低差は約90mという日本最大級の砂丘。
世界に誇る最大級の起伏、遮るもののない砂の大地、青い空と紺碧の日本海が広がっている。砂と風と光が織りなすパノラマは、非日常的な世界観と地球のパワーを見る人に感じさせ、週末には沢山の観光客で賑わっている。
中国山地から流れ出た千代川と風が運ぶ砂を10万年の歳月の中で積み上げた「砂の丘」は、言葉を失うほどの雄大さ。
自然の創り出す「風紋」・「砂簾」・「砂柱」も見どころのひとつ。
パラグライダーやサンドボードなどのアクティビティも豊富にあり、自然を全身で感じることができる。
鳥取を象徴する超メジャースポットなだけに多くの人々が鳥取砂丘の事を日本で1番大きい砂丘と思い込んでいるかもしれないが実は鳥取砂丘の面積を大きく上回る日本一の砂丘が青森県に密かに存在しているのだ。
広さは鳥取砂丘の数十倍!?「猿ヶ森砂丘」(青森県)
青森県下北半島北部にある猿ヶ森砂丘は実は国内最大の面積を持つ砂丘。
猿ヶ丘砂丘は青森県下北半島先端に東西約1〜2km、南北約17kmに渡り広がっている。面積は正確には観測されていないのだが推定で16,000haにも及ぶと言われている。まさに日本一。鳥取砂丘が550haであることを考慮すると30倍もの広さだという。
だが、この砂丘は防衛省が管轄している試験場として使われていて、一般人が立ち入ることは禁止されている。観光向けに整備されているわけでも無いので知名度も極めて低い。
日本三大砂丘においても景観や観光資源、風紋、規模などが候補地選定の目安となっているので、猿ヶ森砂丘は日本三大砂丘の1つには基本的に数えられていない。
だが、全体のうちの一握りの場所であるが見学可能なスポットも存在し、日本一の広さを肌で感じることができる猿ヶ森砂丘のウォーキングを楽しむことができるとのこと。
更には青森県下北半島が擁する山々からも砂丘が観察でき、その広大さを味わう事ができるので興味のある方は足を運んでみるのもありだと思います。
※立ち入り範囲や安全上の注意に留意するようお願いします。
ちなみに砂丘が望める場所としておすすめなのは、桑畑山と片崎山だそう。
【参考】
「TRAVEL STAR」:2018年2月9日
「ニコニコニュース」:2020年3月11日
(written by 虫歯太郎)
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