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あなたは、スティーブン・ブラッドバリーをご存じだろうか…?
そう、2002年にソルトレークシティー(アメリカ)で開催されたた冬季五輪の、ショートトラック男子1000メートルを制したオーストラリアのスピードスケート選手である。
ダントツのビリであったにも関わらず、有力選手同士の転倒により金メダルを手にした、世界一幸運な男と称される人物だ。

そんなブラッドバリーを超えるほどの珍事が実は日本でも起こっていた…。
なんとマラソン大会で、最下位(263位)だった選手(児童)が優勝をしてしまったというのだ…。
詳細に関しては以下をご覧いただければと思うが、世界一幸運な男もビックリな珍事であろう…。


【参考記事】マラソン「最後尾」優勝 ほかの児童262人、コース間違う 笠岡 /岡山県

2017年2月5日にあった「第20回べいふぁーむ笠岡マラソン大会」(岡山県笠岡市など主催)の3キロ小学3〜6年生男子・女子の部で、参加者計263人のうち、最後尾1人を除いたすべての選手がコースを誤り、1.8キロ程度しか走っていなかったことがわかった。
主催者は、大会規定に基づき、3キロを完走した最後尾の小3男子児童を男子の部優勝者として表彰すると、14日発表。

3キロは中学生と小学3〜6年の部があり、笠岡陸上競技場(同市平成町)を発着点に、笠岡総合スポーツ公園内を走った。まず中学生がスタート。5分後に小学生が走り始めた。中学生は自転車の誘導員が先導したが、小学生の前にはいなかった。
小学生の先頭集団は例年、中学生の最後尾を追って走る。ところが当日は天気が悪く雨だったため、中学生の参加者が40人と少なく、さらには視界不良で小学生の先頭が中学生の最後尾を見つけられず、沿道の誘導表示にも気づかずコースを誤って後続が全員従った。
その結果コースを大きく遅れ、係員が伴走した最後尾の児童だけが正しいコースを走った。小学生のゴール時間が世界記録を30秒も上回るタイムが続出した事で主催者はコース間違いに気づいたが、すでに計測チップをはずしていたので再レースは断念。1〜6位は参考記録として表彰。
参加者全員に誘導ミスを謝罪する手紙を送るという。
 
小学生263人のうち、262人が誤ったコースを走るレースとなった…

【出典】
「朝日新聞」(2017.02.15) 


(Written by ビリ王)