新渡戸稲造

連日の新型コロナウイルスの関連の報道で良く名前を目にする米国のジョンズ・ホプキンズ大学。
一体どんな大学なのか気になっている人も多いことでしょう…。
実際、調べてみるとものすごい大学でしたので、今日はここに紹介させていただければと思います。

ジョンズ・ホプキンス大学は1876年に設立され、その名前は最初の寄進者であるアメリカの奴隷廃止論者、慈善家、起業家のJohn Hopkinsから付けられたそうです。
メリーランド州ボルチモアに拠点を置き、サテライト・キャンパスを含めた4つのキャンパスと、ワシントンD.C.北部のバイオテクノロジー研究所を所有しています。
全米屈指の名門といわれる医学部のほか、感染症など公衆衛生学の研究で有名で、ノーベル賞受賞者も数多く出しているそうです。

しかも、2018年にはパンデミック（世界的大流行）を引き起こす新型ウイルスに警鐘を鳴らしていたり、
現在では、感染拡大に歯止めがかからない新型コロナウイルスの感染状況が一目でわかるマップを公開していたりもするのだそうです…。

こうした事実を知ったら、なんかグッと説得力が高まりませんか？（かくいう私もずっと、なんで一大学の調べがオフィシャルなんだろう…と疑問に思いながらニュースを見ていました…すいません）
しかも、2018年の時点でなにか手を打てていたらこうした事態は防げたのかもしれないんですね…。

また、実は同大学は、我々がよく知る人物が留学していた大学でもあるんです。
その人物とは…「新渡戸稲造（にとべいなぞう）」です！！

東京大学に在籍後、ジョンズ・ホプキンス大学（米国）、ボン大学・ベルリン大学・ハレ大学の三校（いずれもドイツ）の留学を経て、明治24年に札幌農学校の教授となった新渡戸稲造。
明治27年には勤労青少年のための遠友夜学校（えんゆうやがっこう）を設立。
大正9年には国際連盟事務局次長に就任し、国際間のかけ橋となる仕事をしました。
（日本女子、津田塾と並んで名門とされる東京女子大学(東京都杉並区)の初代学長も務めました）

5千円札の肖像画にもなった超〜偉人の新渡戸稲造にも深く関わるジョンズ・ホプキンス大学。
新型コロナウイルスとの戦いのキーマンになるであろう同大学に敬意を表さなければならないだろう。