画像 ‐満 蚕

2020年5月20日の今日は、暦の上では「小満」です。
(注:新暦計算と国立天文台暦計算室とでは1日ずれる場合があります)

「小満」というと、わかりにくい言葉ですが、万物がしだいに長じて、天地に満ち始めるという意味から言われます。麦の芽が成長して、山野の植物は花を散らして実を結び、田に苗を増える準備などを始めます。
蚕が眠りから覚えて、桑を食べ始めて、紅花が咲き誇る季節となります。


さらに、この二十四節気をさらに3分割に分けた七十二候は…


初候は 
「蚕起食楽」
(蚕起きて桑を食む)

次候は
「紅花栄」
(紅花栄う)

末候は
「麦秋至」
(「麦のとき、いたる」と読みます。麦が実る季節を表しています。)


自然界の変化を表したこれらの七十二候の示すように、暦は、日本のさまざまな四季の中の冬の情景を、繊細に表しています。

画像◆‐満 麦
 
いつのころからか、季節感に触れることが少なくなった現代。
暦を知り、暦の季節の言葉に耳を傾け、より身近に季節を感じてみましょう。


出典:
国立天文台 暦計算室
「こよみ」岡田芳朗著 神社新報社
「現代こよみ読み解き事典」岡田芳朗+阿久根末忠著 柏書房
Written  :コヨミズム
Photo   : netple21 /Pixabay 
       Mabel Amber /Pixabay