その動画で、オンライン対戦をしたダルビッシュ選手。対戦相手チームの先発はなんとダルビッシュ選手。夢のダルビッシュ対ダルビッシュの対決が実現しました。
試合は本物のダルビッシュ選手が操作する柳田選手が初回にスリーランホームランを放ち、本物のダルビッシュ選手の勝利。
その動画の中で、ダルビッシュ選手はゲームのダルビッシュ選手に対して…
「言ったでしょ。ダメなんですよこのピッチャーは。立ち上がりが悪い」
さらに…
「立ち上がりが悪いです…。でも結構僕、立ち上がりが悪いというイメージがあると思うんです。でもね、そんなことはないです。意外と初回の数字はいいっす」
と発言!
日ハムファンとしてルーキーイヤーからダルビッシュ選手の活躍を見てきた大井川も確かに「ダルビッシュ選手は立ち上がりに打たれる」というイメージを持っています。
2009年のWBCでダルビッシュ選手がクローザーに指名されたときは「立ち上がり悪い投手なのに大丈夫か!?」と思った記憶もあります。
しかし!
それは勝手なイメージ。ダルビッシュ選手のイニング別失点数を調べ、立ち上がりに打たれているのか本気で検証してみたいと思います!
日本時代のイニング別失点数、メジャーに行ってからのイニング別防御率をまとめてみました!
日本時代7年間のダルビッシュ選手のイニング別失点数がこちら!
2006年は初回の失点こそ少ないものの、2回3回に多く失点しており、さらに2007年は初回の失点が突出しているため、恐らくこの頃のダルビッシュ選手を見ていた方たちは「ダルビッシュは立ち上がりに弱い」というイメージを持ったのだと考えられます。
しかし2008年以降は初回の失点は突出していません。確かにダルビッシュ選手の言う通り「意外と初回の数字はいいっす」という感じですね!
2012年のメジャーリーグ移籍後はこちら!
失点数を見つけられなかったため、イニング別防御率をまとめてみました。
2014年、2019年は初回の防御率は、他のイニングに比べて突出して悪い数字ではないですが、他の年はどうでしょう…。「初回に失点することが多いが、しっかり立ち直れる投手」という印象…。というか、ダルビッシュ選手は2回全然打たれてないですね!
結論!
・日本時代のダルビッシュ選手は若手時代に立ち上がりに弱い時期があっただけで別に立ち上がりには弱くはなかった!
・メジャーリーグに移籍してからは立ち上がりに打たれてしまう年が多い。
とは言え、ダルビッシュ選手が素晴らしい投手であることは間違いありません!
目指せ日本人選手初のサイヤング賞!まだ2020年シーズンがいつから始まるかわかりませんが、今年も応援しています!
【データ参考サイト】
BASEBALL REFERENCE
nf3-Baseball Data House
(Written by 札幌ドームでダルビッシュ選手の登板試合を2回観たことがある大井川鉄朗)