新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、各地で海水浴場の閉鎖が決まるなど、今年の夏はいつもの夏よりも、“夏の楽しみ”の選択肢が少なくなるのは必至であろう…。
しかし、やつら(蚊やハエ、ゴキブリなど)の動きが、暑くなるにつれて活発になっていくのは例年通り…。
しかも、これらの身近にいる虫は、感染症や食中毒の原因となる病原体を媒介する“健康リスク”にもなるため、今年に関しては例年以上に気を付けるべきなのかもしれない…。
早速、どんな商品があるのかをネットで検索してみる。
最上位に表示されたのは、殺虫剤で国内シェア50%超を誇るアース製薬だ。
…というかよく見ると、「殺虫剤」という名称の前に「虫ケア用品」という表示が…(正確には「虫ケア用品(殺虫剤・防虫剤)」)。
そう、実はアース製薬では2017年10月より、殺虫剤の呼称を「虫ケア用品」と改めていたというのだ。
“虫を殺す”というよりも“人を守る”ために製品を使ってもらいたい…との素敵な志からなる、名称変更であるのだが、いまいち世の中には浸透していないようで…、しかも6月4日が、虫ケア用品の需要が年間を通じて最盛期を迎える時期であることや、「ムシ」と読む語呂合わせから、「虫ケア用品の日」に制定されているというのだ。
6月4日の虫ケア啓発イベントを通じて、感染症リスクの啓発、薬剤の正しい理解・普及を促進すべく、白羽の矢が立ったのが、『ソラニン』や『おやすみプンプン』などの人気作品を世に送り出してきた漫画家、浅野いにお先生。
ノスタルジックな暑い夏のワンシーンで、一見無防備な“アース製薬オリジナルキャラ”の虫ケア女子が、飛んでいる蚊をアースジェットで撃退する虫ケアのワンシーンを、朝日新聞と読売新聞の朝刊にて全面広告を掲載するというのだ。
まるで読者に向けて挑発しているかのような、浅野先生らしいタッチのイラストは必見だ!
アース製薬の担当者も、『「虫ケア用品」という呼称は正直、それほど浸透していない…。というよりも「虫をケアしそう」といった、誤解や反響をいただいているのが現状…。今回は浅野先生頼みです!』と潔い…。
6月4日の「虫ケア用品の日」をきっかけに“虫ケア”は“ヘルスケア”として多くの方々に日常的に意識していただけることを目指す、というアース製薬の今後の取り組みから目が離せない。
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