写真 ∞蠎錙,まきり

2020年6月5日の今日は、暦の上では「芒種」です。
(注:新暦計算と国立天文台暦計算室とでは1日ずれる場合があります)
平年では6月6日ですが、今年は閏年のため、6月5日になります。

「芒種」というと、わかりにくい言葉ですが、“芒”はイネ科の植物の細い毛のような部分を指し、かつては、麦が実る時期だったが、中国起源の暦、日本では立春から120日後の6月3日頃が麦刈りの最適な時期であると伝えられています。“種”は種を蒔く時期を指し、総じて、『穀物の種を蒔く時期』を表しています。

また、この二十四節気の「芒種」の時期をさらに3つに分けたのが七十二候です。
それぞれ、さらに目立った季節感を表しています。

初候は 
「蟷螂生」
(かまきり生ず)
かまきりが生まれる時期です。
次候は
「腐草為蛍」
(腐れたる草ほたるとなる)
 蛍が光りだす時期です。
末候は
「梅子黄」
(「梅の子黄ばむ)
梅の実が黄ばんで熟す時期です。


自然界の変化を表したこれらの七十二候の示すように、暦は、日本のさまざまな四季の中の情景を、繊細に表しています。

写真◆∞蠎錙_色い梅

いつのころからか、季節感に触れることが少なくなった現代。
暦を知り、暦の季節の言葉に耳を傾け、より身近に季節を感じてみましょう。

出典:国立天文台 暦計算室
「こよみ」岡田芳朗著 神社新報社
「現代こよみ読み解き事典」岡田芳朗+阿久根末忠著 柏書房
Written:コヨミズム
Photo:Benjamin Sz-J. /Pixabay