写真 ’鯱 露

2020年9月7日の今日は、暦の上では「白露」です。
(注:新暦計算と国立天文台暦計算室とでは1日ずれる場合があります。)
天文学的には黄経165度に達した時点のことを指します。

「白露」とは、「しらつゆ」のことで、秋の季語。白く光って見える露の事をいいます。朝夕の温度差が激しくなりつつあるこの頃、露がみられる季節となりました。

いわずもがなと、二十四節気の「白露」の時期をさらに三つに分けて、さらに細かい季節感を表したものが七十二候です。

初候は 
「草露白」(草の露白し)
草木にわたる露が白く見えて、ますます秋めいてきたというところでしょうか。
気温が下がると水滴が草木にたまる。その様子を表現していますね。

写真◆’鯱 鶺鴒

次候は
「鶺鴒鳴」(せきれい鳴く)
鶺鴒が鳴く時期とあります。しかし、日本においては鶺鴒という鳥は季節に関係なく、一年中みられる鳥なので、現代の日本の季節感とは違うかもしれません。
鶺鴒は、古くは日本書紀にイザナギとイザナミが国を生み出す神話の中に記述があります。二神の前に鶺鴒が飛んできて子供の作り方を教えたという、アダムとイブのりんごにも似た、日本創生のキーワードとなる鳥なんですね。

末候は
「玄鳥去」(つばめ去る)
渡り鳥であるツバメ。この時期に南の方角へ渡っていく様子を表しています。鶺鴒のように1年中同じところにとどまっていない鳥。

草木に目をやったり、鳥の鳴き声に耳を傾けたり、空を見上げたり、日々の生活からちょっと自然の変化を気にすることで、日本独自の四季を感じられます。

自然界の変化を表した七十二候。暦は、日本の微細な四季の情景を表しています。

いつのころからか、季節感に触れることが少なくなった現代。
暦を知り、旧暦から新暦への移行も考えると、温故知新、いまの季節をより深く感じられることとなるでしょう。

出典:
国立天文台 暦計算室
「こよみ」岡田芳朗著 神社新報社
「現代こよみ読み解き事典」岡田芳朗+阿久根末忠著 柏書房
Written  :コヨミズム
Photo   :Salyasin/Pixabay
      Santa3/Pixabay 




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