安倍首相退任に伴い、9月16日に自民党の新総裁、そして新たな内閣総理大臣が決定する。
安倍政権は歴代最長政権だったのが、それ以前は短期間で首相がコロコロ変わる時期もあった。
2000年以降だと9名の政治家が首相を務めている(小渕、森、小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田、安倍※再登板)。次に総理になる人で10人目だ。
では、他の国はどうなのか?G7諸国の2000年以降に首脳を務めた人数は以下のようになっている。
アメリカ大統領4名(クリントン、ブッシュ、オバマ、トランプ)
フランス大統領4名(シラク、サルコジ、オランド、マクロン)
カナダ首相4名(クレティエン、マーティン、ハーパー、トルドー)
ドイツ首相2名(シュレイダー、メルケル)
イギリス首相5名(ブレア、ブラウン、キャメロン、メイ、ジョンソン)
イタリア首相9名(ダレマ、アマート※再登板、ベルルスコーニ※再登板、プローディ※再登板、ベルルスコーニ※再登板、モンティ、レッタ、レンツィ、ジェンティローニ、コンテ)
2005年から大統領に在任するメルケルがいるドイツは圧巻の少なさだが、アメリカ、カナダ、イギリス、フランスも4〜5名と日本に比べて少ない。
もちろん、政治システムが違うので一概に良し悪しは言えないが、これらの国の首脳は名前を聞いて顔が浮かぶ人が多い。
そんな中、イタリアは日本同様コロコロ首相が変わっている(一度首相から離れた人が再登板するケースも多い)。
名前を聞いてもピンと来ない人が多い。
外国の人から見た日本の首脳も同様に、小泉・安倍以外は「誰やねん!」と思われていることは容易に想像できる。
安倍首相が退任を発表した際に外国首脳から数多くのメッセージが届いたのは、病気で辞めたという理由以外にも長く務めたことで世界に対して存在感を発揮できていたことも要因の一つだろう。
(written by 山崎健治)
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