写真 [秋 冬眠中のテントウムシ

2020年9月22日の今日は、暦の上では「秋分」です。
(注:新暦計算と国立天文台暦計算室とでは1日ずれる場合があります。)
天文学的には黄経180度に達した時点のことを指します。
今年は土曜から数えると「敬老の日」「秋分の日」と記念日が続き、4連休の方も多いと思いますが、こんな時こそ暦を肌で感じましょう。

暦でいう「秋」とは、秋分から冬至の前日までのことを言います。
暦では秋の真ん中。春分と同じく、昼と夜の時間が等しくなり、真東から登ったおひさまが真西に沈みます。そして、今日は秋の彼岸の中日、国民の祝日、墓参りの日でもあります。
そして、二十四節気の「秋分」の時期をさらに三つに分けて、さらに細かい季節感を表したものが七十二候です。

第一候は 
「雷乃収声」(雷すなはち声を収む)
シンプルに言うと「雷がならなくなる時期」を指します。
雷は夏の季語、すなわち秋が到来という事になります。ちなみに稲妻は秋の季語になります。

第二候は
「蟄虫坏戸」(虫かくれて戸を塞ぐ) 
「虫が冬支度を始めてる時期」を指します。
春から夏にかけて活動していた生物たちが土に潜り、冬眠や冬ごもりの準備を始めていきます。

第三候は
「水始涸」(水始めてかるる)
「干し稲刈りに備え、水田の水を抜く時期」になります。
 日本の主食の米作りは欠かせないもの。

草木に目をやったり、鳥の鳴き声に耳を傾けたり、空を見上げたり、日々の生活からちょっと自然の変化を気にすることで、日本独自の四季を感じられます。

自然界の変化を表した七十二候。暦は、日本の微細な四季の情景を表しています。

いつのころからか、季節感に触れることが 少なくなった現代。
暦を知り、旧暦から新暦への移行も考えると、温故知新、いまの季節をより深く感じられることとなるでしょう。

出典:
国立天文台 暦計算室
「こよみ」岡田芳朗著 神社新報社
「現代こよみ読み解き事典」岡田芳朗+阿久根末忠著 柏書房
Written  :コヨミズム
Photo   :ichiroku/ACichiroku