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プロ野球大好きな大井川鉄朗が様々な観点から独断と偏見で勝手にベストナインを選んでみるというこの企画。
今回は「背番号0、00ベストナイン」。背番号0もしくは00を背負ったことがある選手のみでベストナインを考えてみました(投手は先発1人、打者はDHなしの8名、引退した選手も含む)。

投手:藤井秀悟(元横浜ほか)

投手部門はプロ通算83勝を挙げた左腕・藤井秀悟さんを選出。背番号00を着用したのは巨人から横浜DeNAベイスターズに移籍した2012年から引退する2014年まで。巨人時代は背番号99を着用しており、99から00への変更は史上最大タイの変更幅となっています。


捕手:木村拓也(元巨人ほか)

人材不足となった捕手部門ではユーティリティプレイヤーとして活躍した木村拓也さんを選出。広島、巨人時代に背番号0を着用していました(広島入団当初は41)。元々捕手として球界に飛び込んだ木村さんですが、内外野を守れるユーティリティプレイヤーとして花開きました。巨人時代の2009年には延長戦で捕手が足りなくなった際、10年ぶりにマスクを被ってチームの危機を救ったことがありました。


一塁手:エクトル・ルナ(元中日ほか)

一塁手部門は元中日、広島で活躍した助っ人外国人選手のルナさんを選出。中日に在籍していた3年間、背番号0を着用していました。NPB球団に在籍する外国人選手が背番号0を着用するのはこれが初めてのことでした。


二塁手:川相昌弘(元巨人ほか)

背番号0、00を着用して最も成功した選手といっても過言ではないのが元巨人、中日で活躍したバントの神様川相昌弘さん。本職はショートですが、セカンドも守っていたので今回はセカンドで選出。1989年から1999年にかけて背番号0を着用し、533犠打の世界記録を築きました。


三塁手:初芝清(元ロッテ)

三塁手部門はロッテ一筋1525安打、232本塁打を記録した初芝清さんを選出。背番号6の印象が強い初芝さんですが、プロ1年目の1989年から1993年までは背番号0を着用していました。


遊撃手:鳥谷敬(ロッテ)

遊撃手部門は2020年シーズンからロッテに移籍した球界の名手・鳥谷敬選手を選出。阪神時代は背番号1を背負っていましたが、ロッテではまさにゼロからのスタート、背番号00を着用しています。7月18日の札幌ドームの対ファイターズ戦で移籍後初安打を放ちました。


外野手:荻野貴司(ロッテ)

球界屈指の俊足の持ち主の荻野選手。1年目の2010年から2016年までは背番号4を背負っていましたが、2017年シーズンから背番号を0に変更しています。ちなみに「ケガがゼロになればいい」という理由だそうです。


外野手:大和(横浜)

現在ベイスターズで活躍している大和選手を外野手部門で選手。ベイスターズではショートでの出場が多いですが、阪神時代は主に外野手として出場していました。阪神時代の2011年から2017年まで背番号0を着用していました。


外野手:屋敷要(元横浜ほか)

外野最後の一枠はスーパーカートリオのひとりとして活躍した屋敷さんを選出。横浜時代は背番号31でしたが、巨人に在籍していた1994年〜1995年は背番号00を背負っていました。引退後は撮り鉄としてテレビや雑誌などに度々登場しています。


(Written by 大井川鉄朗)




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