駅伝

2020年駅伝シーズンが17日に「第97回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会」から始まった。今年はコロナの影響もあり、「出雲駅伝」は中止となったためいつもと違う幕開けとなった。
学生も実業団も今年度はどんなシーズンを送ることになるのだろか。
そんな中、早くも箱根予選会から新たなスター候補が現れた。

●1年生が箱根予選会で魅せる

来年の1月2、3日に行われる箱根駅伝であらたなスターが誕生するかもしれない。予選会で日本人トップとは全体5位の順天堂大学・三浦隆司(1年)。
三浦が記録した1時間1分41秒はU20(20歳以下)のハーフマラソンでは日本最高記録となった。そして2010年当時、早稲田1年生だった東京五輪・男子マラソン代表の大迫傑が出した1時間1分47秒を上回る快走だった。
さらに10位に中央大学・吉居大和(1年)も日本人のトップ争いに食い込む活躍を見せた。この活躍ぶりは今後も注目かもしれない。

予選会の結果により順天堂大、中央大、城西大、神奈川大、国士舘大、日本体育大、山梨学院大、法政大、拓殖大、専修大が本大会に出場が決まった。
さらに、シード校の青山学院大、東海大、国学院大、帝京大、東京国際大、明治大、早稲田大、駒澤大、創価大、東洋大が加わる。

●今年もやはり注目は青山か?

昨シーズンは青山学院大、東海大の2強という勢力図となっていたが、今シーズンもこの2校が優勝候補の筆頭は間違いないだろう。特に青山学院大は昨年ラストシーズンかと思われていた「山の神候補」竹石尚人が1年卒業を延期したのは大きい。昨年出場が叶わなかった箱根駅伝を再び目指す。さらに前回大会出場したメンバーが6人残っているのも大きい。
東海大も塩澤稀夕、名取燎太、西田壮志の4年生トリオもそれぞれエースクラスの選手この3人が快走したら、青山学院大とは言えども油断できない。
厳しい言い方をすれば、今シーズンは大学駅伝界のエースと言っていい選手は正直いないように思える。
度々使われる言葉だが今シーズンは「戦国駅伝」と言っていいかもしれない。


●今シーズン駅伝の初戦は「プリンセス駅伝」

来月22日に開催される「第40回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)への出場を争う予選会「プリンセス駅伝in宗像・福津」が18日に行われた。積水化学が大会記録に迫る快走で優勝しクイーンズ駅伝の優勝候補に名乗りを上げた。やはり今回の目玉は8年ぶりに実業団のレースに戻ってきた日本女子陸上界のエース・新谷仁美(積水化学)だった。各チームのエースが集う3区(10・7キロ)他を寄せ付けず、32分43秒と従来の区間記録を1分15秒も更新した。新谷の凄さは単純に早いタイムではなく出たレースで必ずと言って良いほど好成績を残しているところ。果たしてクイーンズ駅伝では東京五輪マラソン日本代表の前田穂南(天満屋)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、一山麻緒(ワコール)などの選手たちと直接対決する可能性が高い。クイーンズ駅伝ではどんな戦いが繰り広げられるのだろうか。

一方で駅伝の過酷さが伝わるハプニングがあった。
古豪・京セラは2区へたすきを渡す第1中継所の約50メートル手前で1区奏者が脱水症状になり棄権。さらに今大会初出場したニトリも最終区ゴール1km手前で脱水症状のような状態になってしまい、掴みかけていたクイーンズ駅伝出場権を逃した。出場権は獲得したものの九電工もゴール手前フラフラになりながらもゴールした様子があった。

駅伝シーズン開幕ともに「駅伝の魔物」も現れた。


(Written by ユーサク)