写真 ‐雪

2020年11月22日の今日は「小雪」(しょうせつ)です。
(注:新暦計算と国立天文台暦計算室とでは1日ずれる場合があります。)
天文学的には黄経240度を通過した時点を指します。
「小雪」とは、旧暦10月の節気にあたり、まだ寒さも序盤で市街地には雪はないものの、北の方面や山岳地帯、山頂などには降雪を見られる時期。ちょうど、晩秋から初冬へと寒さを感じていく時期です。

また、この二十四節気の「小雪」の時期をさらに三つに分けて、さらに細かい季節感を表したものに七十二候があります。

第一候は 
「虹蔵不見」(虹かくれて見えず)
寒くなると雨より雪になり、虹も見られなくなるという現象を表しています。

第二候は
「朔風払葉」(北風木の葉を払う) 
北風ぴゅうぴゅう吹いて、まるで木の葉を払うような勢いを感じる表現は、まさに晩秋から初冬へと移っていく様子を絵に描けそうですね。

第三候は
「橘始黄」(橘はじめて黄ばむ)
橘の色が変化する様子を表しています。
「橘」というのは、古代、田道間守が、不老不死の理想郷から持ち帰ったものと言われがあります。そして、暦が作られた当時には、食用ミカンの総称を「橘」といったそうです。現在の「橘」は食用に適していないようですが。

いつのころからか、季節感に触れることが 少なくなった現代。
暦を知り、旧暦から新暦への移行も考えると、温故知新、いまの季節をより深く感じられることとなるでしょう。

出典:
国立天文台 暦計算室
「こよみ」岡田芳朗著 神社新報社
「現代こよみ読み解き事典」岡田芳朗+阿久根末忠著 柏書房

Written  :コヨミズム
Photo   :n-k/Pixabay