奈良県中部にある橿原市は、“日本国はじまりの地”として知られる場所。その橿原市随一ともいえるパワースポットが今、SNS映えとしても注目を集めている。
住宅街の中に入口がある「益田岩船」の入口。ここから上へ登っていく。
途中にやや険しい場所もあり、運動靴で行くのがおすすめだ。特に、雨が降った後などは足場がかなり悪くなる。夏は虫よけスプレーなども必携。
5分ほど登った先にある竹林の中に、突如現れた巨岩。これこそが「益田岩船」だ。大きさは、東西約11メートル、南北約8メートル、高さ約4.7メートル。重さは約800トンとも言われる。
近づいてみると、本当に大きい。その大きさに圧倒される。確かにSNS映えと言われるとそう思える。
巨岩を上から眺めることもできる。こちらからの光景もなかなか壮観だ。
しかしこの巨岩、いったい何のためにこの場所にあるのか。誰もが気になるところだろう。
だれが何のために作ったのか、実のところ、いまだ明らかになっていない。
「弘法大師による巨大な石碑の台石」「星占いの台座」「製作途中の古墳の石室で石に亀裂があって放棄された」など諸説がある。少なくとも、花崗岩の加工技術が終末期の古墳と共通していることから、7世紀の特色を持つ、というのは間違いないとのこと。
上から見ると、一辺が約1.6メートル、深さ約1.2メートルの穴も開いていて、明らかに人工的に開けられた穴。これもまた古代のミステリーの1つ。
江戸時代に、ここが大和国の観光名所にもなっていたという。いつの時代もパワースポットとして崇められてきたのだろう。
日本旅行では、橿原・飛鳥をはじめとした奈良にあるフォトジェニックスポットや古墳をテーマとした旅行ツアーを実施。古墳シンガーであるまりこふんさんと古墳を巡るツアー、絶景プロデューサー詩歩さんとフォトジェニックスポットを撮影するツアーの2つがあり、参加者を募集している(2020年12月・1月催行予定)
■【橿原市×日本旅行】おすすめツアー紹介サイト
■橿原市観光協会
(Written by A. Shikama)