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不定期に箱根駅伝で輝き放った、ドラマを生んだそんな歴代の選手たちを紹介する記事の第5弾は2016年箱根駅伝で青山学院大学完全優勝の立役者となり、MVPの金栗四三杯を獲得した久保田和真を紹介したいと思う。

久保田は同学年だった「3代目・山の神」と呼ばれたプロランナーの神野大地(セルソース)、ハーフマラソン日本記録保持者の小椋裕介(ヤクルト)、1学年下の後輩の一色恭志(GMOインターネットグループ)と共に4本柱と例えられた選手である。

●久保田和真とは?
久保田は2012年に熊本の名門・九州学院高から青学学院大に入学し、1年生ながら出雲駅伝のエース区間の3区で区間賞を獲得した。同じ区間で対戦した中には同学年の東洋大学・服部勇馬(現トヨタ自動車、東京五輪マラソン代表)もいた。この大会で青山学院大の学生3大駅伝初優勝に貢献した。
箱根駅伝では2013年1年生の時に3区で当時3年生だった早稲田大学の大迫傑(現Nike、東京五輪マラソン代表)とのつばぜり合い、3年生の時は当時4年生だった駒澤大学の中村匠吾(現富士通、東京五輪マラソン代表)とデッドヒートを繰り広げた。出場した駅伝では区間上位で結果を残す「駅伝男」であった。


●早すぎる引退
大学時代は東京五輪マラソン代表の面々と渡り合いながら、結果を残して2016年に九電工に入社をした。活躍をすると期待されていた選手だったが、残念ながら在籍4年半の間に駅伝に出場することはなかった。
そして今年10月31日付けで陸上部を退部し、社業に専念することを発表した。久保田は下記のようにコメントしている。


久保田和真のコメント
4年半陸上競技部に在籍しましたが、駅伝に出場することが出来ず、チームに貢献出来なかったことを大変申し訳なく思っています。そんな中でも多くの方々に応援して頂けたことに対して、心より感謝しております。本当にありがとうございました。今後は社業に尽力し、そちらで恩返しできるように邁進いたします。
(九電工HPより)
https://www.kyudenko.co.jp/marathon/topics/2020/1102_003245.html


●陸上人生の明と暗
箱根駅伝で活躍した勢いをそのままに活躍するメンバーもいれば、大学卒業後に実業団で力をつける選手、そして思ったように活躍できない選手と様々な物語が選手1人1人にある。
「2代目山の神」と呼ばれた東洋大学OBの柏原竜二でさえ、引退しているという事実もある。ほんと陸上界だけではないが、スポーツ界で生きていくということは難しいのだなと改めて感じる。
久保田は社業に専念するとのことだが、良い経験、辛い経験を持っている彼だからこそ改めて、何らかの形で陸上界に貢献してもらいたいという思いもある。


陸上選手としてキャリアは終えたが、次のステップが幸せであることを願っています。

お疲れ様でした。


(Written by ユーサク)