奈良県中部にある橿原市、ここで今、最も注目を集めるエリアが「今井町」だ。
今井町には現在も、江戸時代からの古い町並みが残る。かつて「大和の金は今井に七分」といわれるほど繁栄を極めた場所。カメラを片手にのんびり歩く散策は楽しく、奈良でフォトジェニックなスポットとしても若者から中高年まで幅広く人気がある。
その今井町にある「和彩 まゆう」は、築100年の町家で懐石ランチが味わえると評判のお店。2012年にオープンした。
ランチ営業のみ、2日前までの完全予約制。月曜のみ(祝日除く)、惣菜も販売する。
メニューは通常、この1種類のみ。「お重箱ランチ」1500円(税込)
重箱に、ほぼすべて野菜を使った約13品の料理がギッシリ入っている。ごはんとみそ汁、漬物付き。野菜は、その多くが隣りの明日香村にある畑で採れた旬のものを使う。うずら卵を秋らしく「柿」に見立てた料理もおもしろい。卵は橿原市にある大宮農場で、米は明日香村のひのひかり。手作りの料理は、その美味しさが身に染みる。
食事をする場所は座敷と、カウンターのテーブル席がある。
雰囲気も抜群によく、とても落ち着く空間。どこか懐かしく、ホッとするような感覚だ。年代物の箪笥(たんす)なども見もの。
「和彩 まゆう」では、毎月第2土曜日限定で、特別二段お重ランチ(980円)も提供する。完全予約制で、二段のお重に約15品の料理とごはんが入り、みそ汁が付いてお得。
また、橿原市内で泊まるホテルとして、橿原神宮前駅すぐの場所にある「THE KASHIHARA(ザ 橿原)」は人気が高い。ゆったり広めの客室、温泉大浴場、そして、季節ごとの料理も評判高く、リピーターも多い。
昔から、地元の高級ホテルとして知られ、神武天皇陵などに参拝する際の皇室御用達の宿としても知られる。
館内のレストランで味わえる料理は、大和の旬の素材をふんだんに使い、ホテルらしい高級感漂う、見た目にも味にもこだわった逸品ぞろい。奈良の郷土料理である飛鳥鍋、にゅうめん、蘇などの料理は、ぜひとも地元でじっくり味わいたい。「THE KASHIHARA」では、落ち着いた空間で、食事が楽しめる。
古墳をテーマにしたツアーでは、古墳の形をしたケーキ付き。チョコレートでコーティングされ、食後のデザートとして提供され、見た目もかわいい(ツアーについては後述)
「THE KASHIHARA」の正面入り口を入ってすぐの大階段と広々とした開放的なロビーは壮観。また、土産店もあるので、奈良の主な土産がここで手に入るので便利だ。
日本旅行では、橿原・飛鳥をはじめとした奈良にあるフォトジェニックスポットや古墳をテーマとした旅行ツアーを実施。古墳シンガーであるまりこふんさんと古墳を巡るツアー、絶景プロデューサー詩歩さんとフォトジェニックスポットを撮影するツアーの2つがあり、参加者を募集している(2020年12月・1月催行予定)
■【橿原市×日本旅行】おすすめツアー紹介サイト
https://kashiharatour-20202021nta.com/
■橿原市観光協会
http://www.kashihara-kanko.or.jp/
(Written by A. Shikama)