滋賀県ゆかりの戦国武将はとても多い。織田信長、豊臣秀吉、明智光秀らが居城を構え、石田三成、蒲生氏郷、藤堂高虎らもこの地にゆかりがある。彦根藩主・井伊家も名門だった。

現在開催中の大型観光キャンペーン「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」では、戦国時代の滋賀県を、県全域で体感できる。今回は、戦国武将ゆかりの“グルメ”をピックアップして紹介する。

■織田信長ゆかりの近江伝統野菜「守山矢島かぶら」フードフェア

滋賀・守山で古くから栽培されてきた「守山矢島かぶら」は、織田信長にゆかりあるとされる。その由縁は、信長が現在の守山市矢島にあった寺院を焼き討ちした後、その地にかぶを植えると濃紫色のものができたと伝わる。「守山矢島かぶら」を使ったピッツァ、スープ、マフィンなどが市内の飲食店8店で、期間限定でそれぞれ食べることができる。

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■ 「戦国」テーマの長浜・ご当地弁当8つ、三成ゆかりの茶飯も

滋賀・長浜では「長浜ご当地弁当“ハマベン”」企画の第1回として「戦国」をテーマに、市内7店舗から8種類の戦国弁当が誕生。グランプリを獲得した「石田三成の近江牛ほうじ茶飯弁当」は、お茶を好んだ三成にちなみ、無農薬のほうじ茶で焼き上げた茶飯に近江牛のしぐれ煮がのっている。ほかに「令和賤ヶ岳の戦い 〜鯖寿司の陣〜」「戦国武将弁当」など。

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■光秀や家康の好物にちなんだ料理ズラリ! 豪華「戦国饗応膳」

滋賀・大津の琵琶湖ホテル内にある日本料理レストランで、戦国饗応膳が味わえる。これは、織田信長が徳川家康を安土に招待して、明智光秀が饗応役で接待したという「安土献立」を参考に、滋賀の食材を使って現代風にアレンジしたメニュー。光秀の好物だった粽(ちまき)にちなんだ笹巻麩、家康の好物だった真鯛の造りのほか、滋賀特産「鮒ずし」も。3月31日までの土日祝限定。前日までに要予約。3,500円。

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■彦根藩主・井伊家の婚礼料理を再現、高級料亭で味わえる

今から約150年前、明治2年(1872年)に行われた井伊家の婚礼料理が、滋賀・彦根の名門「料亭旅館やす井」で味わえる。彦根城博物館所蔵『井伊直憲婚礼規式献立帳』を、同博物館の学芸員協力で解読し、当時の婚礼の趣向を踏まえて再現された。井伊直憲は最後の彦根藩主。事前要予約。1日限定10膳。55,000円。

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戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖
(2021年3月7日まで開催)