プロ野球の春季キャンプは今年2021年、原則「無観客」で実施される。少なくとも、緊急事態宣言が発令されている2月7日まで有観客で行われることはなく、その後も未定だ。各球団とも「状況を見ながら」としているが、感染があまり減っていない現状、有観客となる可能性は低いと言わざるを得ない。

となると、今季は“ステイホームでのキャンプ観戦”がメインとなる。球団ごとに、それを意識した取り組みが見られる。

パリーグでは、【ソフトバンク】が充実。今季も公式サイトに特設ページをオープンし、練習メニューの公開をはじめ、練習風景のライブ映像、キャンプレポートなど「オンラインdeホークス(キャンプ編)」を、実施日限定、人数限定で発信する。女性限定のタカガール応援企画も。申込は1月31日まで。

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【ロッテ】は、例年恒例の球団広報による動画に注目。【西武】は、選手のさまざまな表情をツイッターやYouTubeで発信する。【楽天】は、「At Eagles」で1軍の練習をライブ配信、選手のオフショットや動画なども投稿する予定で、その熱心さは以前から定評あり、無観客キャンプでも期待大。

【日ハム】はCS放送のGAORAで「ファイターズキャンプLIVE 2021」を放映するのに加え、球団広報のアカウントをぜひフォローを。【オリックス】は、球場やホテルなどからのインスタライブ、春季キャンプグッズをオンライン販売中だ。

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セ・リーグでは、【巨人】は、YouTube球団チャンネルから動画を毎日配信予定。【阪神】は、キャンプでの様子をSNSや「虎テレ」でネット配信、【中日】も練習風景や動画をSNSなどで発信し、【DeNA】はインスタライブを開催、【広島】は地元ローカル局がネット配信を行う。【ヤクルト】は、臨時コーチを務める若松勉氏や古田敦也氏らの指導風景、選手の密着動画の配信も検討中とのこと。

一方、沖縄県文化観光スポーツ部 スポーツ振興課では、「プロ野球沖縄キャンプ特設サイト」(https://okinawabaseball.com/)において、沖縄気分を自宅で少しでも味わってもらおうと、各球団のユニフォームやマスク、沖縄の特産品などをプレゼントするSNSを活用したキャンペーンを実施する。

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さらに、イチオシの球団、選手のSNSも、随時チェックしたい。中には、マメに更新するアカウントもあり、素顔の選手がより身近に感じられるかもしれない。

選手でおすすめなのは、ソフトバンク・柳田(インスタグラム)、西武・山川(インスタグラム)、日ハム・中田(インスタグラム)、阪神・梅野(インスタグラム)、中日・又吉(ツイッター)、DeNA・山崎(ツイッター)、ヤクルト・村上(インスタグラム)ら。そして、球団の公式はもちろん、公式マスコットのアカウントも要チェックだ。

(Written by トラコ)