Jリーグのガンバ大阪が、2021年にクラブ創立30周年となるのに合わせ、クラブがこれまで獲得してきたタイトル数「9」にちなみ、9つの記念事業を実施する。その第1弾が、クラブ初の試みとなるクラウドファンディングで、2021年4月30日午後11時まで行われている。ガンバ大阪はJリーグが開幕した際「オリジナル10」として参入した、前身の松下電器サッカー部時代から歴史あるチーム。
今回のタイトルは「ガンバ大阪創立30周年クラウドファンディング〜30年の感謝を込めて、皆様とともに未来へ〜」で、目標金額は5,000万円。ALL-IN形式(目標金額の達成に関わらず、集まった寄附金すべて受け取る形式)となり、今回集まった資金はすべて、今後に続く創立30周年記念事業の実施費用となる。
■ガンバ大阪創立30周年クラウドファンディング
支援者にとって特に気になるのは、今回の特別な「リターン」だろう。一部をピックアップすると、支援者限定のマグカップやタオルなどの30周年オリジナルグッズ(5000円〜)、公募デザインに選手の寄せ書きサインが入った30周年記念ユニフォーム(50000円)、選手が練習や試合で使用するサイン入りグッズ(50000円)など。
3月2日18時から始まったこのクラファン、翌日の時点ですでに目標金額の半額近くが集まっている。特に、現役選手のサイン入りグッズの人気が高く、支援金額に関わらずすぐ完売状態といった感じだ。
なお、今後の記念事業として、ホームであるパナソニックスタジアム吹田(パナスタ)ガンバ化プロジェクト、30周年記念グッズの発売やイベントなどが予定されている。
昨年のコロナ下で、Jリーグの多くのチームが、クラファンを実施した。特に、浦和レッズや鹿島アントラーズなどは1億円を超える支援金を集めたことでも話題となった。
■ガンバ大阪創立30周年クラウドファンディング