umigame_sanran

ウミガメが砂浜で涙を流しながら産卵する映像を見たことがある人は多いだろう。これは決して産卵がきつくて泣いているわけではない。

ウミガメは目の横にある「塩類腺(えんるいせん)」という器官で体内の塩分濃度を調節している。
実は産卵時だけではなく、常にこの腺から塩分濃度の高い粘液として常に排出されているのだ。産卵のため上陸した際、これが涙のように見える。
また、この機能は上陸した際、眼球が乾燥するのを防ぐ役割もあるという。

参考:日本ウミガメ協議会
http://www.umigame.org/keitai/nomal/Q&A.htm#q1

(written by 山崎健治)