全国の全47都道府県に店舗がある「スターバックス」は、公式サイトで店舗検索ができる。しかし、その検索で出てこない店舗がいくつか存在するのをご存じだろうか。

その1つが、愛知県豊田市にある「スターバックスコーヒー トヨタ自動車本社店」だ。あの“世界のトヨタ”の本社に、スターバックスがある。店舗検索しても出てこないものの、実は、一般利用も可能なのだ。

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店舗は、「トヨタ会館」の地下1階にある。一般客向けの駐車場が利用でき、路線バスで近くまで行くこともできる。なお、最寄り駅から歩くと15分以上かかる。

トヨタ会館の1階に入らず、手前の階段を降り、地下の入口から入ってすぐ。

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店舗は、通常店となんら変わらない。価格も同じだし、フードやグッズも売っている。

ただ、営業時間が、土日祝が休みだったり、閉店が他店よりも早かったり、あくまで「トヨタ従業員に合わせた営業体系」となっている。利用客もしばらく観察していたところ、トヨタ従業員が明らかに多かった。

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店舗専用のイートインスペースもあるし、その近くにテーブルや椅子も置いてあった。トヨタ会館の無料Wi−Fiが利用でき、電源もある。もちろんトイレも完備。

それでも、ほとんど人がいなかった。

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スターバックス公式アプリにある店舗の「チェックイン」をしようとしたら、いくら探してもここの店舗は出てこなかった。やはり「シークレット」なスターバックスだった。

ただ、店舗でなにか購入するともらえる電子「スタンプ」はあった。しかしよく見ると、写真は店舗で撮影したものではないし、他店で見られる都道府県などもスタンプに印字されていない。メッセージもおそらく“定型文”だろう。

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さらに、レシートをよく見ると、店舗ナンバーが「#2020」だった。このナンバーは例えば、日本におけるスターバックス1号店の銀座松屋通り店だと「#1」であり、番号が早いほど歴史ある店舗という認識だ。

この「#2020」に関しては、トヨタ自動車が東京五輪の大スポンサーであることから、思わず「東京オリンピックにちなんで?」と勘ぐってしまった。真偽のほどは不明だが。

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ちなみに、防衛省の敷地内にあるスターバックスの店舗「防衛省店」も、店舗検索しても出てこない。しかも、ここは一般利用が現在不可。以前、防衛省の市ヶ谷台ツアーに参加すると立ち寄ることができたが、コロナの影響でツアーのコースが変更され、一般利用ができなくなった。トヨタ自動車本社店同様、公式アプリで「チェックイン」はできないものの、「スタンプ」は存在する。

スターバックス コーヒー ジャパン
https://www.starbucks.co.jp/